2025.11.13 実は簡単？壁紙のすき間を埋めてみた｜ちょこっと壁紙補修

いつの間に現れる壁紙のすき間。気になるけど、放置してもいいもの？
実はこれは壁紙の貼り方が下手などではなく、湿気や季節によって木材やクロスが水分を吸収したり放出したりすることで、伸び縮みを繰り返す中起きる自然現象のようなものです。すき間は見た目がよくないだけでなく、そこからホコリや湿気が入り込み、カビやダニの原因になるし、放置すると広がる可能性もあり、自力で対処できる範囲を超えてしまうことにもなるので、早めに対処することがおすすめです。

準備するものは、壁紙コーキング剤とマスキングテープのみ。
コーキング剤はホームセンターに数多く置いてあり、有名なのはセメダインの「かべシール」とヤヨイの「ジョイントコーク」です。いずれもプロの業者も使うもので品質はお墨付き、賃貸住宅でも使いやすい。色がたくさんあり、家の壁に合う色を選ぶ必要があります。
今回は、より手に入れやすい「かべシール」とごく普通の塗装用マスキングテープを使用。合わせても1,000円未満、リーズナブルな商品です。

かべシール

壁面のあらゆる補修に使いやすい、業務用としても使えるアクリル系充填剤です。

マスキングテープ

工作や塗装時のマスキング（養生）に最適｡和紙と粘着剤でできています。

前から家においてある、極々普通の塗装用マスキングテープ（白）を、すき間の両サイドを囲う形で貼り、養生します。いろんな柄で人気のマスキングテープは、本来は塗装の養生用。加減がわからない素人には必須だと思います。
普通の白いテープなら、ホームセンターで1個100円台から買えます。

コーキング剤のノズルの先端をハサミで切り、口を開け、すき間に沿ってギューと絞り出します。多少はみ出ても、均一に出てなくても大丈夫！ドバドバっといきましょう。

すき間を一通り埋めたら、指の先端でなぞって、コーキング剤をならします。素人なので、ここは丁寧にやるより、豪快にやったほうが表面がきれいになりやすい。もしならしている途中にまたすき間が見えたら、それはコーキング剤が足りない証拠。コーキング剤を足して指でならし直します。
業務用コーキング剤は水性がほとんどで、指についても水で簡単きれいに流せます。細かい箇所には、小指が活躍しますよ。

指で表面をきれいにならしたら、乾燥を待たずにマスキングテープをはがして、まわりとのなじみ具合をチェックします。角や隅など、気になるところを指や小さなヘラなどで、まわりの壁との境界線をなじませれば、完成です！
（あとは乾燥を待つだけ。乾燥してコーキング剤が減ってきて気になるところが出たら、埋め足していきましょう。）

施工したてなのに素人目にはまったく気にならない、滑らかな仕上がりです。ここにあんな大きなすき間があったっけ？

職人ならコーキング剤の量の調整もならし作業も慣れっこですが、素人作業は「はみだし」「汚し」を前提に考える必要があります。マスキングテープ（できれば少し幅広な）は作業の心強い味方になります！

すき間にコーキング剤をきれいに、すきなく充填するのは経験と勘が必要です。経験値の少ない素人は、マスキングテープという味方を得ながら、とにかくコーキング剤をドバドバに埋めていき、足りない所がないようにするのが一番わかりやすいやり方です。指でならすときに豪快に行った方が、表面がきれいに仕上がります。

おすすめアイテム「ＤＣＭ クロス補修4点セット」

「すき間かくし」、「クロス補修のり」、「ローラー」、「ヘラ」の4点。すき間補修は「すき間かくし」を使います。ノズルが細く、小さなすき間にもピタリと届きます。

容器に内蓋があるので、使い切れない時も取って置きやすい。ローラーは、壁紙の剥がれや浮きに使います。ヘラは、充填後のならし作業等に使います。壁紙の様々な傷や補修をこの一つで対処できるセットです。

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