2025.12.06 年末の大掃除は賢く、手際よく!場所別掃除のコツを完全解説
ホームセンターがおすすめする、便利な最新お掃除アイテムをご紹介
大掃除の事前準備から、場所別の掃除のコツ、ホームセンターのDCMだからこそおすすめ出来る便利なアイテムまで一挙ご紹介します!
大掃除の順番は特に決まったものはありませんが、一か所掃除したら、次の箇所の掃除ですでにきれいになっている場所を極力汚さないことが基本的な考え方になるでしょう。また、時間に余裕があるうちは手間のかかる難所の掃除を済ませたほうが、大掃除を無事に終わらせるポイントです。
特にこだわりがない時は、大掃除のおすすめの順番は:
物の片付け⇒水回り⇒キッチン⇒各部屋のほこり取り⇒床⇒玄関
となります。もちろん、これも決まりではありません。汚れが飛び散る水回りやキッチンは時間が要する可能性が大きいので初期段階に入れていますが、普段のお手入れが行き届いているお家なら、逆にいつも通りの掃除だけで済むこともあります。ほこりや汚れは最終的に玄関に集まるから玄関を最後にしていますが、最初の片付けの段階で玄関をリセットし、大掃除の終わりに仕上げるだけのほうが意外と楽な場合もあります。自宅の状況に合わせて無理なく決めましょう。
大掃除にかけられる時間は人によってさまざま。まとめてやりたい人や手順よく少しずつ進めたい人、徹底的にやりたい人やほどほどに済ませたい人、人によって考えも異なります。一つだけ言えるのは、どんなに頑張っても、1日で終わらせるのは難しいことです。
たとえばいろんなテクニックを駆使して、1日で終わらせたという方もいらっしゃいますが、おそらくそれは、物の片づけからゴミ出し、掃除グッズの準備などを前もって段取りよく取り組んだ結果だと思います。なぜなら、ゴミだけでも1日ですべては出せないから。
なので、直前で慌ててしまわないように、何回かに分けて計画的に取り組むことをおすすめします。1ヶ所だけなら、難しい場所で2~3時間、簡単な場所なら5~10分で終わらせることもできます。気持ちに余裕も生まれるので、事前に開始日を予定に組んでおきましょう。
頑固なカビには
水気の多いお風呂・洗面所は、カビ菌が繁殖する好条件がそろっています。カビ菌は、「温度20~30℃、湿度65%以上、皮脂や水あかなどの栄養分と酸素がある」環境で活性化するというので、お風呂場はまさに最高の環境。このいずれかの条件を取り除くことでカビの発生を抑制することができますが、その前に、すでに発生しているカビをきれいにする必要があります。
カビ掃除のときに気を付けなければならないこともあります。塩素系洗剤を使う場合、換気・皮ふや目の保護はもちろん、目より高い場所へスプレーすることも厳禁です。そのため、天井のカビ掃除は直接カビ取り剤をかけるのではなく、伸縮式の柄付きスポンジに洗剤を吹きかけて、極力目から離れてカビの場所に塗り付け、数分後にシャワーで洗い流すことがおすすめです。
洗面所のクロス壁にカビができてしまった場合、強力な漂白剤をかけるとクロスが傷んでしまう可能性がありますので、アルコール系の除菌スプレーをティッシュなどに含ませてふき取る方法がおすすめです。
どうしても落ちない水あか汚れ(ウロコ汚れ)には
浴槽、風呂イス、混合栓、鏡、蛇口などに蓄積しやすい白い汚れ。水あか汚れ・ウロコ汚れと呼ばれていますが、その正体は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムと、石鹸の脂肪酸が結合してできたもの。水に溶けない上、しっかりこびりつく、人を悩ませる汚れの一つです。
水あか汚れはアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤がおすすめ。そして、カビ取りと同じく、すぐにごしごしせず、洗剤をしっかり汚れに浸透させ、ふやかすことが大事です。洗剤をたっぷりかけたキッチンペーパーや洗剤のペーストなどで水あかの場所にパックし、しばらく時間を置く。カビの場合、5~10分で十分だったりしますが、水あかはもう少し長く(20~30分)時間を置いた方がきれいに取れます。
水あかをきれいに掃除したところを再び蓄積させないためには、毎日のお風呂後になるべく石鹸ガスを洗い流すこと、そして可能であれば水気をふき取ることです。
水回りの掃除におすすめなイチオシ商品
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②ごしごし磨く派
コンロ周辺の焦げは、つけ置きしにくい分力技に任せてしまいがちです。つけ置きほど効果てきめんではありませんが、アルカリ性の洗剤溶液(濃いめ)やペーストを塗り付け、しばらく置いておくだけでも、磨くときに少しはがれやすくなります。磨く時のツールとして、真ちゅうブラシやスチールたわし、スポンジやすりなど一定の硬度があるものを事前に準備しましょう。IHコンロ・ガラストップのコンロはむやみに磨くと天板を傷つける可能性がありますので、専用の研磨材や洗剤を使いましょう。
③プロのサビ取り・焦げ取り剤を使う
それでも手に負えないクラスの焦げは、ホームセンターなどで販売しているプロ向けのサビ取り・焦げ取り剤を試す方法もあります。サビ取り剤は、基本は金属の表面にできた異物(サビ・焦げに該当)をはがずのが仕事なので、材質によっては手ごわい焦げを簡単に落とすことができます。使用する前に、使用できる場所・素材をよく確認し、指定の使用方法に従って使いましょう。
べとべと油汚れ
油汚れも基本的には酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が効きます。その中でもおすすめなのは「セスキ炭酸クリーナー」。セスキは油汚れに特に強い洗剤として知られており、細かい場所でも、たっぷりスプレーをしておけば、洗剤液とともに垂れてくることも。粉末タイプのセスキなら、溶液にしてつけ置きも一つの方法です。
アルカリ性洗剤以外でも、油汚れに強い中性洗剤や酵素洗剤がたくさん出ています。素直に洗剤の力を信じて使うのが一番ですが、使用する前に使う場所に合っているかどうかを確認しておきましょう。今のシステムキッチンでは、換気扇・塗装面などで強いアルカリ性洗剤を嫌うところもありますので、使える洗剤のタイプを見極めて、適切な洗剤を選びましょう。
床掃除
上の部分の掃除が終わったら今度は床。毎日掃除していても、いつの間にか黒ずんでいたり、隅に汚れが蓄積していたりします。
床の汚れの原因は主に3つ:
●料理や食事による油汚れ
●湿気などによるカビ
皮脂や油汚れの場合、軽いものなら通常の床用洗剤で対処できますが、年間を通して蓄積されたものなら、「油」に強い洗剤が必要になります。
ワックスの劣化による黒ずみは、ワックスを一度きれいにはがしてからかけなおすのがベストな対策です。面積の大きい場合は専門業者に依頼するのが無難ですが、小さい範囲なら市販のワックスはがしと水性ワックスで自力でも対応可能。ワックスがけだけであれば、専用ツールを使えば部屋中楽にできることもあります。ワックスの効果が持続する期間は通常半年が目安なので、初夏と年末、年に2回かけるようにしてみましょう。
カビの場合、家庭で使う塩素系・酸素系のカビ取り剤は床に使えない場合がほとんどで、床の材質に応じて専用の洗剤がおすすめです。フローリング・畳のカビは自力での対策に限界がありますので、業者に相談してみましょう。
