2025.04.18 【初心者大歓迎】野菜別！プランターの選び方徹底解説！

「野菜を育てよう！」とお店に来たものの、プランターの大きさは？土はどのくらい量を入れるの？苗はいくつ一緒に植えていいの？と疑問がいっぱい。せっかくならぎゅっと実の詰まったおいしい野菜を収穫したいですよね。適切なプランター選びはそのための第一歩！ちょうどいいプランターを選び、野菜にとって心地のよい環境をつくりましょう！

目　次

サイズ・土容量・素材に合わせたプランターの選び方

　プランターのサイズってどんなサイズがあるの？

　サイズ別　土容量の目安と鉢底石

　素材別の特徴

野菜別　プランターの選び方

　果菜類（トマト、ナスなど）直径、深さ３０ｃｍ以上必要

　根菜類（ニンジン、ミニダイコンなど）深さ３０ｃｍ以上必要

　葉類（コマツナ、リーフレタスなど）深さ２５ｃｍ程度必要

野菜別　プランター栽培の注意点と育て方
プランター栽培におすすめの商品
おわりに

サイズ・土容量・素材に合わせたプランターの選び方

プランターのサイズってどんなサイズがあるの？

野菜のプランター栽培で代表的な形として、丸形プランターと長方形プランターがあり、小型、大型、浅型、深型など様々な名称でサイズが分けられています。といっても、明確な規格があるわけではありません。今回はざっくりと小型・中型・大型にサイズを分け、必要な土容量や適切な野菜も一緒に紹介します。

・丸形プランター

丸形プランターは、「号」数でサイズを分けます。「直径３ｃｍ＝１号」が基準となり、直径９ｃｍ＝３号、直径１５ｃｍであれば、５号となります。ここでは丸形の３～５号を小型、６～８号を中型、９号以上を大型に分けることとします。

・長方形プランター

長方形プランターは、横幅が２０ｃｍのものから、７０ｃｍ以上になるものまで幅広く展開しています。「型」数でサイズが分けられています。一般的に横幅の長さを指しており、３５型であれば横幅３５ｃｍを示します。

サイズ別土容量の目安と鉢底石

このプランターには何リットルの土が必要だろう？その場ですぐに分かればいいけれど、案外詳細まで書いていなかったりすることも。
ひとつの考え方としてプランター体積を求めてそこから大体の土容量を割り出す方法を紹介します。計算式を見るだけで鳥肌が立つ方はサラッと飛ばしてくださいね。

ただ、実際にはプランターの底に鉢底石を入れたり、ウォータースペース（水やりの水が溢れないよう、へりから数ｃｍ空けておく空間のこと）を確保したりします。ここで計算した体積は、これらの場所も含んでいるので実際に入る土容量はこれよりだいぶ少なくなるのがポイントです。土はすぐに腐ってしまうものではないので、体積を計算しておおよその容量を用意してみてはいかがでしょうか。

先ほど触れた鉢底石とは、名の通り鉢の底に入れる石のことです。水はけが悪く、ジメジメした環境は病気や根腐れに繋がります。プランター内の通気性や水はけを確保するために鉢底に石を入れ、量の目安はプランター高さの1/5です。

素材別の特徴

プランターの代表的な素材は、素焼き鉢（テラコッタ鉢）、プラスチック鉢、木製鉢が挙げられます。栽培にどの程度手をかけられるか、好みのデザインなどに合わせて選びましょう。ベランダで家庭菜園をするのであれば、プラスチック鉢がポピュラーです。安価で、軽いので移動もしやすくおすすめです。雰囲気を重要視するなら素焼き鉢や木製鉢を使うのもステキです。いずれの鉢を使う場合も排水性と通気性の確保をお忘れなく！

野菜別！プランターの選び方

では、いよいよ野菜別にプランターの選び方と基本の育て方を見ていきましょう。

果菜類（トマト、ナスなど）直径、深さ３０ｃｍ以上必要

地上で大きく伸びる野菜は、根も深く張るので深さ３０ｃｍ以上必要です。果菜類に分類される代表的な野菜は、トマトやナス、キュウリ、ピーマンなどの果菜類です。丸形プランターでも、長方形プランターでも育てられますが、背丈が２ｍ以上になると実の重さで茎が折れたり、倒れたりする可能性があるため、支柱を立てられるスペースを確保しましょう。

根菜類（ニンジン、ミニダイコンなど）深さ３０ｃｍ以上必要

根を育てるダイコンやニンジンなどの根菜類も、果菜類同様に深さのあるプランターを選びましょう。根菜類は、３５ｃｍ以上ある深いプランターを使うとより安心です。

葉菜類（コマツナ、リーフレタスなど）深さ２５ｃｍ程度必要

葉菜類は、コマツナ、レタス、ホウレンソウなどの葉を食べる野菜です。横にフサフサと育つので、株間を広めに空けることができる長方形プランターがおすすめです。

野菜別　プランター栽培の注意点と育て方

トマト

プランターの目安：直径３０ｃｍ、深さ３０ｃｍ（苗一株あたり）
トマトはしっかり根を張ります。ミニ～中玉トマトが初心者向け。背丈が２ｍ以上になるので、苗が３０ｃｍ程育ってきたら９０～１５０ｃｍの支柱に茎を誘引しましょう。日当たりがよく、水はけのよい場所で。植え付け時、土もしっかりと入れておきます。肥料は植え付け２週間後から月に２回程度追肥を施します。

ミニトマトの育て方動画はこちら

ナス

プランターの目安：直径３０ｃｍ、深さ３０ｃｍ（苗一株あたり）
ナスは背丈が８０～１００ｃｍになります。１５０ｃｍ程度の支柱を立て、茎が育ってきたら支柱に誘引し、風通しを良くしましょう。日差しが好きなのでしっかり日光に当てましょう。土が乾いたらたっぷり水をあげてください。料理に合わせて品種を選んでみても◎

ピーマン

プランターの目安：直径３０ｃｍ、深さ３０ｃｍ（苗一株あたり）
ピーマンは根が浅く狭く張り、上部に葉が広がります。同じプランターに二株以上育てる場合は、株間３０ｃｍ以上取れるプランターを使いましょう。実の重さで枝が傾くので、支柱は3本三股にして補強。実のつけっぱなしは体力を消耗するのであまり大きくなりすぎないうちに収穫します。

キュウリ

プランターの目安：直径３０ｃｍ、深さ３０ｃｍ（苗一株あたり）
根は浅く広く張ります。株がしっかりしてきたら、１００ｃｍ以上の支柱やネットで誘引しましょう。ツルの伸び放題は、こすれて病気にかかりやすくなるので、こまめな整枝が元気なキュウリづくりと長く収穫を楽しむ秘訣です。収穫が始まったら追肥を月に２回程度施し、水切れにも要注意。

エダマメ

プランターの目安：直径３０ｃｍ、深さ２０ｃｍ（苗一株あたり）
根は太いですが深くはなりすぎないため、プランターは深すぎなくて大丈夫。同じプランターに一株以上植えたい場合は株間を２０～３０ｃｍ空けることができるプランターを選びましょう。チッソ分過多が原因の、実がつかない「つるボケ」に注意。ゆでたてが最高においしいエダマメなので家庭菜園向き。

リーフレタス

プランターの目安：幅５５ｃｍ、奥行３０ｃｍ、深さ２０～３０ｃｍ（約6株あたり）
隣の苗と約２０ｃｍあけましょう。株間が狭く、重なってしまうと日光が当たらなくなってしまいます。いろいろな種類がありますが、初心者でも育てやすいのはリーフレタス。厳しい暑さとジメジメは苦手です。水やりは土が乾いたらたっぷりしましょう。

カブ

プランターの目安：幅５０ｃｍ、奥行２５ｃｍ、深さ２５ｃｍ（大きさにより、種まきの間隔が異なります。）
プランターで育てやすいのは小さなカブです。必要な間隔は各パッケージを読んで正しく蒔きましょう。種まきから2か月ほどで収穫できます。乾きすぎないように水やりを行い、形のよいカブづくりのため、間引きを忘れずに行いましょう。

ミニダイコン

プランターの目安：幅５５ｃｍ、奥行３０ｃｍ、深さ３０ｃｍ（大きさにより、種まきの間隔が異なります。）
プランター栽培では、ミニダイコンがおすすめです。根をのびのびと伸ばすために、プランターは深型にし、鉢底石をしっかり敷いて水はけをよくするのがポイント。収穫までアーチになっている支柱を立てて防虫ネットを張りましょう。