2025.10.06 【初心者歓迎】カラーリーフの寄せ植えで遊びませんか？
基本的作り方とアレンジのコツを、寄せ植えフォトコンテストの受賞作品に合わせて解説！
カラーリーフは花ではなく「葉」の色や形を楽しむ植物です。緑色だけでなく、斑入りの葉、黄色（ライム）、銀色（白）、赤・紫・銅・黒など、さまざまな美しい色の葉があります。種類が豊富で、お手入れも簡単なため初心者にとても向いています。特に寄せ植えが楽しく、組み合わせは無限大です。
寄せ植えに使う植物を考える際に、色、形、高さが違うものを３種類以上選びましょう。高い植物を奥、低い植物を手前に高さを落としていくように配置すると、自然な立体感と奥行きが作れ、バランスの良い形になります。実際に植える前に、プランター内に植物を仮においてイメージを作っておくとスムーズです。
冬らしい、葉ボタンが主役の寄せ植えです。シルバーリーフが全体に明るいコントラストとやさしい質感を与えます。奥から手前、左サイドから円を描くように緩やかに高さを落としていく形は見事です。
素晴らしい、季節感あふれる爽やかな寄せ植えです。華のあるマリーゴールドに高さを持たせ、奥にシルバーリーフ、手前に斑入りリーフ、間に明るい緑色の小さな葉を茂らせ、一体感抜群です。
秋らしい色合いの多肉植物の寄せ植えです。貝殻を鉢として使用したアイデアが秀逸。高低差の付け方が巧みで、小さなスペースながら立体感を生み出しています。
プランターと植物のサイズにもよりますが、スカスカで土が丸見えより、植物の間もリーフ（葉）がナチュラルにつなぎ、まとまり感とボリューム感があった方がきれいな寄せ植えになります。メインの植物の間にも、低めのカラーリーフ等を植えてみましょう。ただし、株間の適度な間隔が植物の生育に必要です。詰めすぎず、かつ見た目がスカスカにならないことが肝心です。
また、必ずたくさんの種類の植物がないとボリューム感が出せないということは決してありません。植物は成長するものです。上に伸びるタイプ、こんもりするタイプ、垂れ下がるタイプなど、姿カタチもさまざま。少ない種類の組み合わせでも、成長を見越してしっかりボリューム感を出すことができます。
使っている植物の種類は多くないが、奥のマムで高さを出し、中間のビオラが空間を埋め、垂れるリーフが鉢の前面と側面をカバーすることで、立体的なボリュームを表現。シンプルながらもお手本のような構成です。
大株のハボタンを互いに重なり合うように配置することで、「花束」のような圧倒的なボリューム感を作り出しています。大株の間にできた小さな空間に、ビオラやシルバーリーフをあしらうことで、どこから見ても葉と花で満たされた状態楽しめます。
溢れるようなボリューム感を出した「多肉ボール」のような作品です。鉢の縁ギリギリまで、隙間なく多肉植物の株が密集して植え込まれており、上から見ると一つの大きな塊に見える圧倒的なボリューム感です。
濃紫・ピンク・白の寒色系を基調に、シックで大人っぽい、エレガントなグラデーションを作り出しています。奥・右側に濃いめの色、手前に明るめの色、間に小さな白い花を入れ、斑入りリーフで色を引き立てています。
白、明るいイエロー、ピンク、ブルーのコントラストが効いた配色です。チューリップとビオラの明るい色が生命力あふれ、ブルー・赤、白い小花が主役を引き立て、葉姿や花の大きさの組み合わせで、立体的な一体感を作り出しています。
白、イエロー、ピンク、紫など、パステル調の多色をグラデーションで配置した、きれいなビオラのリース。色の境目を曖昧しながらも、華やかでありながら全体に優しく、柔らかでロマンチックなまとまりを生んでいます。
ダークカラーを活かし、葉の形と質感の多様性を見事に一体化した上級者寄せ植えです。シャープな線形の葉が天に向かって伸びる力強さを見せ、シルバーリーフの毛羽立ちと葉のフリル模様が芸術的な質感を作り出し、手前の実ものや丸い葉が全体の重厚さに可愛らしさと優しい丸みを加えています。
冬を思わせる、シックでエレガントな赤と白のコントラストです。主役のシクラメンの花に、シルバーリーフのふんわり感と柔らかさ、赤い実のツヤ感、斑入りリーフの軽やかな動きをプラスし、色と質感のコントラストを最大限楽しむ作品です。
2024年 秋の寄せ植えフォトコンテスト
2025年 春のカラーリーフ寄せ植えフォトコンテスト
