カブトムシの飼育方法・豆知識
①ケースの中の幼虫フード・くぬぎマットの湿り具合は、手で握るとそのまま形が崩れずにしっとりとした状態が最適です。
②カブトムシ・クワガタムシなどの甲虫類は成虫になってからは大きくなりません。
〈幼虫の間に大きく育てます。マットの上部にふんが目立ってきたら、4月末までは栄養価の高いマットをこまめに交換し、朽ち木にたっぷりと水を吸わせたもの(保水管理)をマットの下に埋めます。〉
③直射日光の当たらないところに置きましょう。
(急激な温度の変化は良くありません。)
④4月末には幼虫をケースから出してマットを全部取り替えます。
(5月に入ったらマットは上部のふんだけ取り出し、上から足します。)
⑤6月に入ったら前蛹(サナギになる前)かサナギになっています。
①気温が25℃以上になるとサナギになるために土まゆをつくり始めます。
②幼虫は体を立てて何千回も体を回して土まゆをつくり、6月初めにはサナギになります。
※土まゆはニ度とつくることができないので、つぶさないようにしましょう。
③サナギになってから約3週間で成虫になります。
(サナギの間はエサを食べません。この時期は一番大切な時です。衝撃を与えないようにしましょう。)
④幼虫から成虫になる時期は、常温で6月10日~7月10日ごろです。
⑤カブトムシは土まゆの中で羽が堅くなるのを待ちます。やがて自力でマットの上に出てきます(羽化してから10日後くらい)。
①メスは20~30個くらい卵を産みます。卵は2~5mm、10日間くらいで幼虫(1令)になります。
②少し大きめのプラケースに入れて幼虫フード・くぬぎマットを入れてください。10月ごろには親指ぐらいの大きさ(2~3令)になります。
※昆虫ウォーターでしっかり水分を補給してください。
③冬季(11月~翌2月)はエサをあまり食べません。15℃以下になると冬眠するため、ケースとふたの間にビニール(1cmくらいの穴を2~3個開ける)を挟んでおくと、湿気が逃げずに管理がしやすくなります。(直射日光には当てないでください。)
①プラケースはふたがきっちり閉まるものを選んでください。(カブトムシは力が強いので、すぐ逃げ出してしまいます。なお、1kmくらいの飛行が可能です。)
②直射日光には当てないでください。暑さに弱いため家の中の涼しいところで湿気に注意して飼育しましょう。
※直射日光が当たると、10~20分で死んでしまいます。
③カブトムシは大食家です。小さいゼリーを一晩で1匹2個くらい食べます。(長生きさせるポイントは栄養のあるものを多く与えることです。食べ過ぎることはありません。)
④昆虫ウォーター(栄養保水液)でマットの湿度の管理をすることが、長生きさせるポイントです。
⑤昆虫マットの上に、公園などで集めた落ち葉を水でぬらして入れておくと、ケース内の湿度の維持と温度を下げるのに役立ち、自然環境が保たれ虫たちが落ち着きます。
①いよいよ産卵時期です。上質のマットをケースに深さ10~15cmくらい入れます。メスは7~8月にかけて20~30個くらいの卵を昆虫マットの中に産み付け、10日間くらいでふ化します。この時期は昆虫マットをくぬぎマットに変えて、取り替えは10日に1回程度とします。※取り替えたマットを新聞紙に広げて、卵や幼虫がいないかをよく確認します。卵の大きさは2~5mmくらい、幼虫(1令)は5~7mmくらいです。(親とは別の、新しく用意したケースに幼虫フードまたはくぬぎマットを入れて幼虫を静かに移します。)作業は軍手をはめて行いましょう。
②卵・幼虫が見付かれば幼虫の項目を参考にします。
③上手に飼育すれば、成虫で2~3カ月飼育することができます。
④昆虫マットを取り替える時は、洗剤を使わずにケース(本体・ふた)をきれいに水洗いします。カブトムシが死んだ後、9月には新しく幼虫フードまたはくぬぎマットを入れて幼虫を大きく育てます。成虫になってからは大きくなりません。