防虫剤の上手な使い方
Q:衣類の衣替えはどんな時がいいの?
A:衣替えは、カラッと晴れ上がった日に。時間帯は10~14時の間にするのがいいでしょう。それ以外にも虫干しを兼ねて梅雨明けの時期と10~11月や1~2月の湿気の少ない時期に衣類の点検をするのがいいでしょう。
Q:どのくらいの量がいいの?
A:防虫剤は量が少ないと効果が発揮されません。パッケージ記載の使用量を守ってご使用ください。
Q:どこに置いたらいいの?
A:防虫剤から発生するガスは空気より重いので上から下におりていきます。ですから防虫剤は、衣類の上部に置くのが効果的です。洋服だんす用・クローゼット用などの吊り下げタイプは左右に掛けましょう。いずれの場合も衣類を入れ過ぎないよう注意しましょう。※密閉容器に入れるとより効果的です。
クリーニングで汚れを落としましょう。
収納しましょう。
※防虫剤はパッケージの裏面の使用上の注意をよく読んでお使いください。
衣類害虫はたんすの中から自然にわいてくる訳ではありません。成虫は屋外にいて、自由に飛び回ることができます。時には屋外に干してある洗濯物にくっついてきたり、卵を産み付けたりして家の中に入ってきます。家の中で卵がかえると、幼虫はたんす・衣装ケース・押し入れの中のように暗くて暖かい場所を好みます。そして成虫になると明るい場所に飛んでいきます。
①ピレスロイド系製剤
主流のタイプ。比較的効果は高く、長持ちし、特有のにおいもなくほかの防虫剤と併用できます。②パラジクロルべンゼン製剤
白色結晶・特有のにおい即効性に優れています。
③ナフタリン製剤
白色結晶・特有のにおい昇華スピードが遅いので長期保存向き。主に人形用として愛用されています。
④しょうのう製剤
白色結晶・特有の清涼感のあるにおい昇華スピードは「パラジクロルべンゼン」と「ナフタリン」の中間。一番古い製剤で主に和服用として利用されています。
組み合わせが適当でないと防虫剤が溶けて液体になり油状のシミをつくります。