防災・非常時に備えて
両手が使えるよう、背中に背負えるリュックなどに入れておきましょう。
身軽に動くためにも、大人一人5kg以内に抑えましょう。いつでも家族の誰かが持ち出せるように、取り出しやすい場所に置くようにしましょう。
車のトランクにもう1セット入れておくと安心です。
非常用備蓄品は、家族が3日間くらい暮らせる量は常に確保しておきたいものです。
●食料
熱を加えなくても良いもの、インスタント食品や缶詰が便利。あとは、特別買い揃えなくても、米などを日ごろから切らさないように気を付けておけば3日間くらいはどうにかなります。
●紙コップ・紙皿・割り箸・ラップ
水が貴重になるので、食器が洗えません。食器棚が倒れて食器が割れてしまった時にも便利です。また、皿にラップを敷いて食事をすれば、食器を洗わなくても済みます。
●家庭用簡易トイレ
水洗トイレが使えなくなった場合、あると大変助かります。
●避難救助のための用品
のこぎり・バール・防水シート・スコップなど。
あとは、非常持ち出し用に用意しておいた荷物と、日ごろから使っている日常品があれば、よほどのことがない限り、何とかなります。
またキャンプセットがあると大変役に立ちます。すぐに取り出せる場所にしまっておくと、いざという時非常に便利です。
ここでご紹介したものは、避難所に避難して救援物資が届くまでの生活を維持させるために必要なものを前提としています。
災害が起こった場合、どのように対応するかを日ごろから家族でよく話し合い、それぞれの家庭に必要な持ち出し袋を用意するようにしましょう。
ローリングストック法のポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストック法と言います。備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。
家庭の防災意識を高め、各人の役割分担や連絡方法を確認するため、月に一度は家庭で防災会議を開きましょう。
定期的な話し合いの積み重ねで、いざという時に適切な行動がとれます。
家庭防災会議で話し合うテーマは、
① 地震が起こった時の身の守り方
② 家族がバラバラに離れている時に災害が発生した場合の連絡方法
③ 避難場所とそこへ行く道順
④ 火の始末、非常持ち出し品など災害時における家庭での役割分担
⑤ 応急手当の仕方
などです。