樹木や草花のさし木
定植とは、発根した苗を一度鉢に植え替えることです。鉢の中で根が強くなるまで生育したら、地植えをします。
●針葉樹・常緑樹・落葉樹
9月上旬~10月下旬までが適期です。最初から大きな鉢に植えるより、1回目は3~4号鉢、2回目は5号鉢というように、苗木の生育に合わせて植え替えるとよく育ちます。用土は一般的に赤玉土と桐生砂を混ぜたもの、鉢底石には赤玉土の中粒を使用します。●観葉植物
6月上旬~9月下旬が適期です。4号ほどの長鉢に植え、生育に合わせて少しずつ鉢を大きくします。用土は赤玉土の中粒と小粒、腐葉土、バーミキュライト、ビーナスライトなど。●山草と草花
春ざしは5月下旬~7月上旬、秋ざしは翌年の2月下旬~3月下旬です。3~4号鉢で始め、生育に従って鉢を大きくします。用土は赤玉土の小粒、桐生砂、腐葉土を混ぜます。●針葉樹
高温が苦手な針葉樹は、3月上旬の春先か、6月上旬~7月下旬の梅雨期にさし木をします。例外はイブキ類で、発根剤を使って、2月下旬の寒い時期に行います。●常緑樹
4月ごろの春ざし、6月下旬~7月上旬の梅雨ざし、9月ごろの秋ざしができますが、できれば春か梅雨時期に行いたいものです。秋になると発根率が低くなります。●落葉樹
3月~4月上旬が適期です。若葉が出る前に作業をします。さし穂を用意する時には、前年に生育した枝の中から、健全で充実したものを選ぶのがポイントです。●草花類
4月ごろの春ざしと9月ごろの秋ざしができます。花を観賞する場合には、花後にさし木をする方が安全ですが、秋に開花するものは春ざしでも問題ありません。●観葉植物
観葉植物は寒さを嫌うので、活力の充実していない春は向きません。高温多湿の6月上旬~7月中旬の梅雨ざしが適期です。Relation 関連記事
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