2019.12.25 「今月のBEST OF THE BEST」~カーテン掃除は洗濯で!
とはいえ、すべてのカーテンが家庭で洗える(洗濯機洗濯ができる)とは限りませんので、注意してください。
カーテンが「手作り」ではない工業製品であれば、基本的に「洗濯絵表示」のタグがあります。そちらに「水洗い可」「洗濯機洗い可」となっていれば、洗濯機洗濯に耐えられますが、「水洗い不可」であればクリーニング店に持ち込み、ドライクリーニングとしたほうが無難です。
輸入品などの高価なカーテンほど家庭では洗えないことが多いので、そもそもの購入時にケアの頻度、ケアの方法など、しっかり確認しておきたいところです。
また、太陽光で褪せて洗濯絵表示が消えてしまっていることも、古いカーテンではままあります。さらに、何十年? も洗ったことのないカーテンでは、太陽光の紫外線でカーテン生地が弱ってしまっており、一度洗うと、もうボロボロになってしまうなどということもありえますので、その可能性を承知して洗濯するようにしてください。あまりよい言葉ではありませんが「自己責任」になります。
さて、近年の製品、市販品のカーテンの多くは、レース、ドレープともに「ウォッシャブル」を謳う、「洗えるカーテン」です。こういったタイプのカーテンは、まずレールから取り外し、フックを外し、蛇腹に折り畳んで大きめの洗濯ネットに入れ、各々の洗濯機の「お洒落着モード」などに設定し、洗濯用中性洗剤を使って洗うことができます。
「何年ぶり」にカーテンを洗う方、もし洗濯機が縦型で、洗濯途中の様子が覗けるようでしたら、その洗濯水を見てみてください。
おそらく、水は「グレー」に染まっていることと思います。それこそカーテン生地が吸着しつづけた汚れ。煤煙、花粉、油煙、ヤニ、カビやダニを含んだホコリ、泥砂、そんなものたちです。
こういった汚れを落としたカーテンは、洗い上がりを部屋に吊るすと今その部屋のなかに漂っているホコリなどをまた吸い取ってしまうのですが、そうすると……。
空気がとても清浄になったのを感じられるかと思います。部屋のにおいもガラッと変わってしまうかもしれません。おそらく「気持ちいい」はず! ぜひ、これは体感して納得していただきたい、心地よさです。
冬にカーテンを洗うと、乾きにくいのでは? カビの元になるのでは? という心配もあると思いますが、逆に加湿をしなければいけないほど乾燥しているような日にこそ洗えばいいという考え方もあります。洗ったカーテンを吊るしておくだけでお部屋の「加湿」になるからです。予想以上にあっけなく乾くと思いますよ。