2019.10.23 「今月のBEST OF THE BEST」~ラグ、カーペットや絨毯のお手入れ、掃除方法
混同されやすい「ラグ、カーペット、絨毯」、それぞれの名称の意味を一度押さえておきましょう。
「ラグ」はJIS(日本工業規格)では「置き敷きの敷物」で、「主に部屋の中敷き、部分敷きとして用いる床敷物」と定義されています。
いっぽう「カーペット」は部分敷きではなく、床一面に敷き詰めるタイプのもの。そして「じゅうたん」は、「ラグ」「カーペット」を日本語訳した総称です。意外と、正確なところはこれまで知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。
いずれも「床」に敷くものであるため、その汚れは主に、その部屋での活動全体からもたらされます。
生活に伴う、食べこぼし、髪の毛、ペットの毛、汗や皮脂などのゴミ(汚れ)がつくほか、屋外から入り込んでしまう泥砂や花粉、煤煙。また屋内で新たに発生した微細な油煙の粒子やカビの胞子、菌等々、困った意味での多様性に満ちているといえます。
ですから衛生的、かつ快適に、この「敷物」に触れる生活を送るためには、適切なお手入れ、掃除が必要不可欠なのです。
通常でしたらここまで、という方が多いでしょう「ラグ、カーペットや絨毯」ですが、さらに皮脂汚れや、微細な油煙などによる「ベタつき」までスッキリさせたい場合には「拭き掃除」も取り入れてみましょう。
綺麗目なタオルぞうきんを用意し、「手洗い」をするとき程度に希釈した「オシャレ着洗剤」の溶液に浸して固く絞りましょう。
それでラグやカーペットの毛足を逆立てるように拭いていきます。ぞうきんがけのイメージでだだだーっと一直線に拭くのではなく、かがんで「ゴシゴシ、ワシワシ」という拭き方になります。
この拭き掃除は、なかなか重労働なので、ラグやカーペット全面に施すというよりは、部屋の出入り口や子どもの滞在スペースなど、特に汚れが気になる部分だけ行ってもいいでしょう。
でも拭いてみると、かなりの頻度でタオルぞうきんが真っ黒になるので、びっくり。目に見えてぞうきんに汚れが移るので、効果が分かりやすく、床も気持ちもサッパリします。ぜひ一度試してみてください。