2019.07.31 「今月のBEST OF THE BEST」〜床のざらざら、ベトベトを取り去る、夏の床掃除
お部屋の中で広い面積を占める壁や天井、カーテン等の大型ファブリックももちろんですが、重力に従って言えば「床」というのは、家の中でもっとも汚れやすいエリアと言えるでしょう。
なかでも「夏」という季節がより床を汚くします。まず、夏は空気が湿気ってこもりやすくなるので、冬に比べて窓を開け放つ頻度が高くなりますよね。
居住環境によって軽重はありますが、つまり煤煙や土ボコリといった微粒子が、屋外から入り込みやすくなるということです。
またそんな窓の開放によって、部屋のなかの気流が乱れます。すると換気扇をつけていても、調理中の油煙などが家中のさまざまなエリアに散ってしまいやすくなります。暑さと湿気が酷ければ、窓を閉め切ってエアコンを使用することになります。このエアコンの影響でも、部屋のなかの気流は変わりますので、ホコリなどが予測していないような家の隅々まで行き渡ってしまうリスクが高まります。
また、特に塩ビのクッションフロアや、複合フローリング床などの場合に顕著なのですが、夏ならではの「裸足で過ごすライフスタイル」によっても、床の皮脂汚れが増してしまいます。いわゆる「足裏脂」による汚れというものです。
この皮脂汚れや、さきの油煙汚れといった、べたついたテクスチャーの酸化油に、微細なホコリの類が絡まっての複合汚れ。
この、やや厄介な汚れが付着し、蓄積しやすくなってしまうのが、夏の床の特徴というわけなのです。
Relation 関連記事
series
20190731062407