2019.02.20 「今月のBEST OF THE BEST」〜引っ越し当日からあると便利な日用品
毎年、2月下旬から4月上旬にかけては引越しの繁忙期と言われています。年間引っ越し件数の3割強がこの時期に集中するというのですから、街中でやたら頻繁に引っ越しトラックを目にするのも不思議ではないわけです。
特に大規模マンションなどの集合住宅では、エレベーターやホールが引っ越し関係で傷つかないよう、四六時中業者にされた養生(パネルやテープなどで覆われている状態に)が貼り続けられたりしますよね。これはまあ、今日、一種の、季節の風物詩のようなものと言えるものかも知れません。
しかし、そのように、ひとごととして見ている春の引っ越しと、その当事者となる場合とでは、様相がかなり変わってくることでしょう。
それでなくても繁忙期なのに、少子化などからの人手不足で、引っ越しがうまく回らないという問題が表面化してきています。荷物の搬出予定からして数日ずれてしまったり、完全に日が暮れてからの搬入などになってしまったり……。
かれこれ、なにはともあれ家の中に荷物を入れました! と、引っ越しが済んだ。祭りの後というべき、疲労困憊の夜。
かつて……といっても、もう大昔の域になるくらい昔むかしには、住まいの開口部に「ガラス」なんて挟まっていませんでした。良くて障子、襖。なければいきなり「木戸」です。
その名残が、のちの「雨戸」という建具になりました。「雨戸」はガラス窓の外側に引き、風雨の影響を小さくするために設えられたものです。
ただ、近年の集合住宅等では、いわゆる雨風を避ける目的での「雨戸」は、ほとんどといっていいほど見られなくなってしまいましたが、近年防犯目的として再び見直されてきている様子です。
さて雨戸のないガラス窓一切。曇りガラスでない限り透過しているので、外から内も、内から外もまるっと見え放題です。「カーテン」を吊るさない限りは。
よって「カーテン」は、引っ越し当日から(あるいはそれ以前からかも)確実に必要となります。
ある程度は引っ越し前に処分していたつもりでいたとしても、新居に移ってしばらくの間、出続ける「ゴミ」との戦いの日々になるのは、ある程度避けられない運命のようなものと言えるでしょう。
引っ越し荷物の梱包材関係(ダンボールやガムテープ、緩衝材としての紙などなど)、出て当然なゴミに始まり、新居に持ち込む意味を改めて問い直さざるを得ない前の家の冷蔵庫に入っていた調味料(使いかけ)や、決して気に入っていたわけでもない衣類、古下着や、くたびれたバスタオルの類などなど。
一度「捨てるに忍びない」と思ってしまって連れてきた、あらゆる古いものが新しい暮らしのはじまりを阻害することに気づくのでは……。そこで改めて「やっぱりゴミ」との判断を下すことになるわけです。そんなこんなでゴミが出る。ちょいちょい出る。しかるべき場所にまとめ保管しておかねばなりません。
その他、引っ越し直後の掃除に使ったホコリ汚れがこぼれる使い捨てシートの類や、何かしら良くない臭いの出る類のゴミをプールしておくに、蓋つきの硬派なゴミ箱は、心強いアイテムだと感じるはずです。