2018.10.10 意外に知らない!? 秋こそ、ダニ対策

お友達の方、なかなか鋭いですね! 夏の間しまっておいた冬ふとんにダニが繁殖してしまっている可能性、あります。
もし夏前、厚ぼったいふとんをしまう前にガッチリ「丸洗い+乾燥」などの処理をしている場合は別ですが……。ふとんカバーなども特に洗濯していないでそのまましまっているなら尚更、まずいのです。
ダニといえば梅雨、夏が危ない! と喧伝されがちであるためか、あまり意識されないのが秋。でもダニ被害は多い。
というのは、確かに梅雨から真夏にかけてはダニの繁殖シーズンで、ふとんなどで増える「チリダニ」は卵から成虫になるまで約1ヶ月弱。成虫としての寿命は2〜3ヶ月と言われています。つまり、秋というのはこのダニの繁殖に伴うフンの量が最大量に、またその死骸が一気に増える時季であるためにアレルギー反応が起こりやすいタイミングだということなのです。
でも、「じゃあ、実質今から何かしても手遅れなのでは?」などと悲観してはいけません。問題に気づいた今、着手できることはあるからです。
まずは、ふとんカバーやシーツ類といった大物の洗濯をしましょう。真夏は暑さのあまりに動きにくく、またここからぐっと気温が低くなることで家事のため動くのが億劫になります。ちょっと動かすだけでもくたびれる「大物」、ふとん関係の家事を行うには秋がベストです。
洗濯のみならず。湿度の低い晴天時を狙って、ふとん自体も昼の3時間ほど干すことを繰り返し、できるだけ乾燥がちな状態にしておきます。
そうして干した後のふとんは叩くのではなく、ふとん吸引専用のアタッチメントをつけた掃除機ないしは、ふとんクリーナーでダニの死骸やフンを含む表面のホコリ汚れをしっかり吸い取るようにしましょう。都合でどうしても昼間干せない場合には、ふとん乾燥機をかけるか、ホットカーペットや床暖房の上に2時間程度敷いたり、電気毛布を挟むなどして熱を加え、少しでも乾燥させましょう。