2018.07.25 「今月のBEST OF THE BEST」~夏・秋の害虫対策 ――ハチ・アブ、カ、ハエ、ダニ、ゴキブリ、クモ

一寸の虫にも五分の魂。ミミズにだってオケラにだって、それぞれの役割や存在価値がある、命であることには変わりありません。
だからこそ、「生活害虫」と呼ばれるような、私たちの住まいや暮らしに密着したうえで、具体的な害を及ぼしかねない虫についても、「なるべく寄って来てほしくない」「見えないところに消えて欲しい」と願ってしまうのですよね。誰だってできることなら無益な殺生など避けたいわけで、できれば虫の方から去ってもらえればそれに越したことはないわけで……。
でも、寝室の雨戸とガラス窓の隙間に、いつの間にか蜂が巣を作ってしまっていたり、犬の散歩をしている間ひっきりなしに蚊に刺されたり、生ごみにすぐハエがたかったり、布団干しをサボるとやたらクシャミが出るようになったり、夜、明かりをつけると部屋の中で何かが逃げる気配がしたり……云々。
かれこれ起こる、暮らしの中での、不愉快な「虫」たちとの遭遇機会を極力減らすためには?
特に、対応に困ることの多い「ハチ・アブ、カ、ハエ、ダニ、ゴキブリ、クモ」対策として、薬剤等を適切に使用するのも、やむなしという局面もあるかも知れません。緊急避難的にでも、使い方や存在を把握しておいても損はないかと思います。
虫に慣れていない人に、「ハチ」と「アブ」の区別をつけるのはとても難しいです。サイズも似たような印象ですし、とにもかくにも「ブンブンブン」という羽音が聞こえたら「ハチが飛んでいる!」と思ってしまうのでは。
実は「ブンブン」の羽音が屋内の浴室やキッチンで聞こえてくる場合、それは「ミズアブ」という「アブ」の仲間であることが多く、驚くことにこのミズアブという虫は基本的に無害です。腐った生ゴミや詰まりがちな排水溝で発生するので、水周りに出ます。見た目がハチっぽく怖いので、不快害虫のくくりになっています。
ただ、屋外で聞こえてくる「ブンブン」の中には危険なものが潜んでいるのも確かです。その代表格が「スズメバチ」。身体は約3センチと大きく、目視で黒黄色のだんだら縞模様をしているのがわかります。毒量が多く刺されると激痛を感じ、大きく腫れてしまいますし、場合によってはアナフィラキシーショックを起こして死に至る可能性すらある恐ろしいハチです。
DCM 置くだけカンタン!コバエ激取れ 2個入り
コバエの大好物「お酢」と「お酒」の香りとコバエが好む「緑」と「黒」の色の組合せでしっかり誘引。上に登る習性を利用した「マレーズトラップ方式」でコバエをキャッチ。食品のまわり、昆虫・小動物の飼育ケースのまわりなど、殺虫剤をスプレーできない場所に。
藤原さんのここがおすすめ!
パッケージを開けて、コバエの姿を見かけるところに置くだけというシンプルな取り扱い。殺虫剤ではないので子どもやペットがいても気兼ねありませんが、オモチャにしたり誤食されたりしないように注意してください。使用していて目に見えての「激取れ」している感はそれほどなくても、不思議とコバエの姿が見えなくなっていくのが面白いです。
「カ」はともかく、「ハエ」といえば一昔前までは「クロバエ」「イエバエ」などがポピュラーでした。しかし近年ではどちらかというと「コバエ」と俗称される「ショウジョウバエ」や、お風呂場などに出る「チョウバエ」のほうが多く見られるようになりました。
「ハエ」と呼ばれていても「チョウバエ」は「ハエ」ではなく「カ」に近い仲間であるなど、家の中では厳密に区別して取り扱いにくい虫たちともいえます。
これら「カ」や「コバエ」の仲間は、人間にとってちょうどいい気温帯(真夏であれば猛暑下ではなく、エアコンをちょうど効かせたくらい)の環境を好み、腐った生ゴミや排水溝のヘドロや水たまり(空き缶など含む)といった住まいの中にある水っぽいところを発生源として増えていくという共通項があります。
ある意味、対策が、まとめて取れるということでもあります。
アース製薬 ダニアーススプレー ハーブの香り 300mL
スプレーするだけで、簡単にダニを駆除し増殖抑制効果が1ヵ月続く。速乾性でベタつかない。・やさしいハーブの香り。タタミ・カーペット、布製ソファ・クッション、ぬいぐるみ、ふとん、まくらに使用できる。
藤原さんのここがおすすめ!
アレルギーの原因となる、主に刺さない「ダニ」のいそうな、でもいてほしくないような「場所」に噴霧することで駆除と予防ができるスプレー。ふきかけるだけなので使い方は容易ですが、薬剤を吸い込まないよう注意してください。主に噴霧する場所とは、例えば畳、じゅうたん、布ソファ、クッションなど。なかでも厄介な「イエダニ」「マダニ」「ノミ」がいる場合には直接噴射することで駆除します。