2018.04.25 これからの虫対策~気温が高くなるにつれて活発化!住まいの害虫、どうする?~|ズバッと解決!<季節のお悩み相談室>

虫……昆虫の起源は約4億8000万年前になると言われている一方、私たち人類の祖先である霊長類が誕生したのはたった約6500万年前。虫のほうが、生物として、はるかに“大先輩”なんですね。そんな虫たちに「ウチに出るな(来るな)」と言うのは、ちょっとおこがましいのかも……と思いながら、私も虫とは同居したくない派のひとりです。
さて、全てではありませんが昆虫のほとんどは変温動物で、成虫では−3℃から45℃までの環境以外では死滅してしまうといわれています。あの「ゴキブリ」ですら、35℃以上の環境下では活動できなくなるよう。そう考えると、私たちにとっての快適環境と多くの虫とのそれとは、かなり合致していそうです。
ただ全ての虫が人の住まい環境を好むわけではなく、人の暮らしのなかから継続的にエサを得られるタイプの虫の一部が、私たちの家に出る(棲む)代表的な虫になります。
例としては、先ほども挙げた「ゴキブリ」、それから「ダニ」、「カ」、「ハエ」、「ハチ」、「ノミ」、「シラミ」、「シロアリ」、「チョウバエ」などになります。
もうひとつのポイントは、虫に継続的にエサを提供しないようにするということです。ありていにいえば、ゴミやホコリやカビをそのままにしない、「掃除を行き届かせる」ということですね。
加えて、なるべく人間に悪影響を及ぼさない範囲で、発生してしまった虫を捕獲したり、虫に毒餌を与えたり、虫自体に忌避させたりする「道具や薬剤を活用する」ということも必要になってきます。ゴキブリが出ないようにするには「忌避剤」や「毒餌剤」を家のあちこちに撒いておいたり、ダニを捕獲する「ダニ採りマット」をベッドや布団に仕込んだり、蚊の出る季節には「蚊取り線香」を焚いたりということですね。
「虫に遭遇したくない!」という思いが強いのならば、ぜひ、暖かくなるこれからは日常的にこの3つのポイントを押さえておいてくださいね。