2018.01.17 高齢者以外も注意!家でできるヒートショック対策|ズバッと解決!<季節のお悩み相談室>

さて、健康診断のときなど含め、普段の血圧は正常値であるにも関わらず、何かの拍子に血圧が急上昇してしまう状態を「血圧サージ」(サージ=高い波の意味)といいます。この「血圧サージ」状態は血管に負担をかけ、傷め、「動脈硬化」を進めてしまい、ひいては「脳梗塞」「脳卒中」や「心筋梗塞」を引き起こしてしまいかねない危険な症状であるということが近年周知されてきています。
ただ特に健康上問題のない人でも、日中の血圧には高低差が生じます。この血圧変動自体は生理現象なので、むやみに気にしすぎるのも禁物です。
とはいえ「血圧サージ」となる因子にどんなことがあるかについては、覚えておいてもいいでしょう。この「血圧サージ」の原因には、人間関係の緊張、仕事や家事育児のストレスなどのほか、急激な寒暖差も挙げられています。これを特に「ヒートショック」(気温性血圧激変症)と呼んでいます。
家の中で寒暖差が生じ、それに日常的に触れる生活というのは、なまじ毎日のことである分じわじわと身体に負荷をかけます。
以下なるべく日々「ヒヤッとしてビックリする」ような状態、つまり「ヒートショック」を起こさないような暮らしのくふうを挙げています。ぜひ、意識にとめるようにしてみてください。
・暖かい部屋から廊下に出るときは、スリッパ、ルームシューズないし靴下を必ず履くようにし、冷たい床に直に足を触れないようにすること。
・できるだけ入浴は冷え込む深夜ではなく、少しでも周囲の気温の高い、早めの時間に済ませてしまうこと。
・お風呂の湯温は少し低めに設定すること。
・屋外に洗濯物を干したり、ゴミ出しに出るときなど、「ちょっとそこまで」出かける程度のときにも、しっかり上着を着るようにして、むやみに身体を冷やさないこと。
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発泡ポリエチレンの保温力で、お風呂のお湯が冷めにくい保温シート。風呂ふたと併用すると保温効果がさらにアップ。浴槽の形に合わせて、ハサミで簡単にカットできる。
約幅70×長さ90cm
藤原さんもおすすめ!「冬場はなるべく短いスパンで、『お風呂を沸かす』から『最後の人が入浴する』までを済ませてしまうのが一番経済的ですし、それがぬるすぎず熱すぎない、丁度いい湯に浸かるための一つの方法でもあります。なかなか家族間の生活時間が揃わない場合には、せっかくわかしたお風呂の湯温が冷めないためのひとくふうが必要。こういった保温シートを活用するのも一手ですよね。ただ入浴と入浴の狭間、どうしても人の垢が付着してしまいますので、浴槽を洗うタイミングなどに日々しっかりと洗い、使わない時間はなるべく乾燥させておくようにしましょう。」