2017.11.30 忙しい師走の家事をズボラ＆時短で乗り切りたい！｜ズバッと解決！＜季節のお悩み相談室＞

「12月のあわただしさって、やっぱり一味違います。お歳暮の手配や年賀状の準備もしなければならないし、仕事納めに向け忙し過ぎて、大掃除もできずいっぱいいっぱい……。この1カ月を乗り切れる、楽にズボラに手短に家事をこなせる裏ワザやひみつ道具があれば、教えてください！」

「必要は発明の母」という言葉がありまして、「家事をより楽に、手短に！」と欲することで私たちの先人はさまざまな洗剤や、掃除道具や、生活家電などを発明、開発してきました。

もう「あって当たり前」な、あの掃除機も、洗濯機も、洗剤も、冷蔵庫も、炊飯器も、ハイテクなマイクロファイバークロスの雑巾も、みんな昔の人から見たら、すごい「ひみつ道具」なんですよね。

こういうひみつ道具的なものをすでに使いながら、いっぱいいっぱいになってしまっているほどに忙しい私たちです。十二分に頑張っているんだとまずは自分をほめてあげましょう。

かくなる上は、さらなる楽さ、手短さ……を求め、「今、すでに行っている作業」に極力余計な手間を加えることなく作業の効果だけを２、３倍高めてしまうような、調子のいいワザ、調子のいい道具の活用を編み出したいところです。記事を読みながら、実際に手を動かしながらもし何かよい方法を思いついたなら、ぜひ周囲の方にもシェアしてあげてくださいね。

より楽な、手短な家事の合言葉は「無意識＆ついで＆放置」？！　まずトイレタイムなどいつでもいいので自分が今行っている、これまでやってきた家事のいろいろ、どんなに忙しい時にも嫌々でも行っている作業に「無意識＆ついで＆放置」の何をねじこめるか以下、参考にしながら考えてみてください。

※ここでご紹介する家事は掃除がメインです。

・食事中、ダイニングテーブルの下で足を擦ったり、スリッパをパタパタ動かしてしまう癖。無意識なそんな動きも掃除に転化できたらお得！？　「マイクロファイバークロスが底に貼ってあるスリッパ」なら、食べながらでも床掃除できます。

・トイレで用足しをしながら無意識にトイレットペーパーを引き出し、クルクル丸めてしまうようなこと、ありませんか。「トイレットペーパーを溶かさないトイレ用洗剤」をひと吹きして、かがんで、床と便器の継ぎ目あたりをゴシゴシ。なにげなくニオイのもとを一掃です。

・入浴、洗髪中に手に取ったシャンプーボトルの底。ぬめりやすいその部分を、少量の泡を持って、ついでにクルクル手洗いするだけで水垢掃除に。

・コンロで湯を沸かし、菜っ葉を茹でるついで、ゆで卵を茹でるついでに、茹で汁を少量コンロに垂らします。すると、飛び散った油汚れや焦げが緩みます。そのうえで鍋をあらうついでにスポンジで擦り、汚れを落としてしまいます。

・洗濯物を干すついでに、穴あきを発見した靴下（捨てなきゃ！）で、ベランダ排水溝をサラッとお掃除します。

・布団やベッドパッドの下に、「吸湿シート」を敷く。「ダニ捕りマット」を敷く。そして放置する。湿気やダニをシートやマットに移し、布団をからっとさせます。

・いつもの食器洗いが終わったら、洗い桶にプラスチックまな板をたてかけ、「塩素系漂白剤スプレー」を５プッシュ、20分放置で除菌漂白します。同じスプレーは排水口や三角コーナーにも吹き付けておくと、ヌメリや悪臭を抑えます。

・同じ「塩素系漂白剤スプレー」は、夜、トイレを最後に使ったひとが便器内の水（喫水線）周りに吹き付けておくだけで「サボったリング」汚れ防止になります。

いずれも手数は最大２つ、基本ワンアクションの追加で、ベネフィットは「大掃除」の作業に匹敵するお得さ！

なにかと日頃頑張っている私たちなのですから、後ろめたく思わず堂々とこの「無意識＆ついで＆放置」、試してみてくださいね。