2018.01.03 嫌いな掃除が好きになる!「ちょこっと掃除」のススメ |ズバッと解決!<季節のお悩み相談室>

私が解決します!
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。
現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。
TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。
著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。
ただ、お掃除に限らず、とある「習慣」をかたちづくる時によく陥りがちな罠なんですが、「暇になったらできる」「時間の余裕ができればできる」というのは、案外、うそなんです。
それから、これはぜひ覚えておいていただきたいポイントなんですが、「掃除をしてもすぐ元どおりに汚くなってしまう」場所というのは、往々にしてあなたにとって「長所」「強み」である場所なんです。と、突然言われてもピンと来ないかもしれませんが、ちょっと考えてみて。
そんなあなたにとっての「ああ、もう! こないだ掃除したばっかりなのにもうこんなに汚くなっちゃった!」という場所がピンポイントに把握できたら、その場所を重点的に毎朝、とくに忙しい時間帯に「ちょこっと・1分間だけ」お掃除する習慣をむりやり入れるのです。
例えばそれが洗面所だったら、顔を拭いた後のタオルで「鏡、洗面台、洗面ボウルぜんぶ拭く」。ピカピカにならなくていいです、水滴さえ取れれば。でもこれで1分。
キッチンシンクだったら食器用洗剤を垂らしてシンク掃除用のスポンジでぐるぐるゴシゴシして、スポンジをすすいで水を切る、で1分(シンクに付いた泡はそのまま放置でOK、勝手に流れて消えてシンクはピカピカになります!)。
とはいえ、何も準備のない状態ではこの「ちょこっと掃除」、存外難しいんです。そもそも「お掃除しなくちゃ」という思いが負担になる理由の一つに、「掃除道具を準備しなきゃ」という掃除前段階でのハードルが挙げられるのではないでしょうか。「掃除機引っ張り出してこなきゃ」とか「洗剤買わなきゃ」などなど。
ですからごく短時間勝負の「ちょこっと掃除」には、目の前にいつもある適切な道具が不可欠。毎日身支度で長居する洗面所、洗面ボウルよりも床や脱衣所マットの上に落ちた髪の毛による汚れが不愉快であれば、床もマットも一度にかけられる「粘着シート」があると便利ですし、寝室やリビングの棚上に知らず知らず積もっているホコリなどを素早く一掃するには「ハンディモップ」があると手早く始末できます。