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亡き母の仏壇に生花を絶やさない、実家の父。「暑い時期は痛みが早くてな」とつぶやいた一言を孝行娘なわたくし、聞き逃しませんでした。
「秋はまだかね母さん」ここはひとつ「暑くても生花が長持ちする裏ワザ」を見つけて、ふたりに喜んでもらいたい!ネット検索してみますと、「10円玉」「お酢」「液体洗剤」「漂白剤」が「バクテリアの繁殖を抑える効果がある」ということで裏ワザ延命剤として使われているようです。加えて「砂糖」も、「入れると切り花の栄養補給になって長持ちする」とか。全部試して、一番を見つけてみたいと思います!
仏花専門店で同じようなコンディションの輪菊を調達。
400mlの水に、大さじ1程度の「砂糖」「お酢」「液体洗剤」「漂白剤」をとかし、裏ワザ延命水を作ります。「10円玉」については「汚れていると効果が薄い」とのことで、ビタミンC水溶液に一晩漬けこみピカピカにしたものを、11枚投入。日中28~35度の部屋で、水は取り換えずに経過を観察します。
みんな頑張ってね。
変化なし。
おっとここで「漂白剤」の葉がしおれだしました。ネット情報では大本命だったのに意外!「お酢」は葉の先端が黒くなってきています。
「お酢」「台所用洗剤」「漂白剤」のしおれ方が加速。いっぽう「砂糖」の菊は、ひときわ大きく花が開いて超元気。
「台所用洗剤」の花が下を向き
「お酢」「台所用洗剤」「漂白剤」が完落ち。ネットでもっとも「長持ちする」とあった「漂白剤」が、この状態なのはなぜか、もう一度よく検索してみましたら、入れる量が多すぎたようであります。「大さじ1」でなく「数滴」程度でよかったみたい……。ゴメンネ菊さん。おおざっぱさが勝利を左右するこの戦い、17日かけて出た結論は
「10円玉水」の優勝~♪10円玉から溶け出した銅イオンが、水中で殺菌・抗菌作用を発揮したらしいです!花の開きが際立っていた「砂糖水」については、10日過ぎ頃から水がにごりはじめ、葉からしおれていきました。てことでお父さん! わたし見つけた、17日かけて見つけたよ。お母さんのお花に10円玉いれてあげて! 長持ちするから!!ハッ
何買っちゃってんの?「これちょこっとでな、花は持つし水取り替えなくていいし、便利だぞ」
「17日? 菊なら余裕だな」だそうです。渾身の親孝行裏ワザ<市販品
DCM 切花長持ち液
水換え不要で手間いらず!切花を美しく長持ちさせます。
まあ、キャップ1杯を混ぜるだけとのことなので今回のように分量をまちがえて失敗することはなさそう。いいもの見つかってよかった、うん、よかったよ……。
色々悔しいので、曇ってしまった「おりん」をピカピカにする親孝行でリベンジ。
使ったのは金属磨きの大御所「ピカール」。
ピカール 液
アルミナ系研磨剤含有の乳化性液状金属磨きです。表面汚れ除去から傷取り、光沢出しまで非常に多用途です。
おりんは真鍮製、「ピカール」の得意分野です。こすっただけではまったく取れない曇りも、カットした古Tシャツに「ピカール」を少量つけ、10分ほどゴシゴシすればピッカピカに!ピカールには「仏壇用ピカール」という仏具専用バージョンもあるので素材によってはそちらでも。※仏具の素材によっては使用できない場合があります。今回の裏ワザ検証は、あまり役にはたてませんでしたが、仏花や仏壇に触れ、盛大に徳を積んだ気がするので、よしとしたいと思います。取材・文・撮影/和田玲子
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