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「家事能力人並み以下」なズボライターが、ネットの「ラクしてキレイ技」に挑戦します!
通気口、シャツなどなんでも黄ばんでしまうズボラ―家。やはり「黒ずみ」のほうも半端ないわけです。こちらは当家引き出しにあった靴下たち……。
全部洗濯済みにもかかわらずこの黒さは異常。これら世間体の悪い黒ずみを、なるべくラクに取りたい!ミニ洗濯板でゴシゴシとかはやりたくない!という怠惰な理由により今回は「つけるだけ」でラクに黒ずみを取る方法を模索したいと思います。
「つけるだけで白くなる」最強アイテムといえば塩素系漂白剤!衣料品の洗濯表示はたいてい「塩素系NG」だとシャツの黄ばみ編で学んだわたくし、商品名に「台所用」とあるのも判別できます。できますけどここはひとつ!その剛腕でなんとかしていただきたいのです!!定番の液体タイプと便利な泡タイプを用意。
DCM台所用洗剤、泡台所用漂白剤。コスパ最高の2本。事前にグーグル先生に伺ってみたところ、「靴下は泥汚れ多めだから塩素系は効かない」とのお告げがありました。理由は塩素系漂白剤がモノを白くする仕組み。・塩素は水と反応して酸素を発生させる際の「酸化力」で色素を破壊する。・土や砂はすでに酸素と化合しているため、色素は破壊されない。・だから繊維に入り込んだ泥汚れは「物理的な力でかきだすしかない」。とのこと。でもやってみます。
「でも落ちないんでしょ」の思いが雑な撮り方に出てます。
■塩素系漂白剤「水溶液漬け置き」「泡スプレー吹き付け」
片方は液体の塩素系漂白剤を分量の水で薄めて漬け置き。片方は泡スプレーを直接かけてみます。1時間後に引き上げ、洗濯機で通常洗い。モミ洗いもなし、作業は超簡単。
結果
えええっ、なかなかに落ちてるじゃないですか?!左の液体漬け置きは色柄までいっちゃいましたけど、右の泡スプレーのほうは大成功!勝因は・泡タイプのため色柄部分に浸食せず、 ピンポイントな漂白 ができた。・靴下が黒ずんだ原因が、汚床を歩行したことによる油脂汚れであり泥少なめだったからみたいです。汚床でよかった。漂白したい部分にとどまってくれる泡タイプ、お手軽なので今後バンバン(自己責任で)使ってきたいです。
こんどは本格的に泥が染みこんだ野球用ソックスを、酸素系漂白剤つまり過炭酸ナトリウムでテストします。洗濯機で洗っただけの状態。泥汚れがぜんぜん落ちてません。片方はシャツの黄ばみ落とし編で抜群の働きをした「熱湯漬け置き」、片方は過去にあさイチで、靴下の泥汚れを強力に取ってみせた「プリン状石けん(とろとろ石けん)」をやってみます。
■過炭酸ナトリウムで「熱湯漬け置き」
過炭酸ナトリウムは温度が高いほど効きがいいということで80度くらいのお湯に分量を溶かし、靴下を投入。80度の設定は沸騰したお湯に2割の水をたしました。一晩放置する間に「とろとろ石けん」作りです。
■固形石けん+過炭酸ナトリウムで「とろとろ石けん」
「とろとろ石けん」、またの名を「プリン状石けん」は、合成でない「洗濯用粉石けん」をお湯で溶かしたゲル状石けんのこと。エリート主婦らが集う「暮らしニスタ」サイトでの紹介が詳しいです。粉でなく、固形石けんでも「炭酸塩」成分があれば作れるので、DCM「無添加固形石けん」と過炭酸ナトリウムでトライです。石けんをおろし金で細かくし、過炭酸ナトリウム、50度のお湯をそれぞれ1:0.5:10の割合で混ぜ合わせます。石けん素地でできたDCM「無添加固形石けん」を使用。3個入りでコスパ◎。冷めるまで待つと……
とろとろ石けんの完成! プリンというよりヨーグルト。これを靴下の泥汚れ部分に塗りつけるわけですが、いっぱいできたので漬け込んでみます。
粕漬け感覚。「熱湯漬け込み」同様、「とろとろ漬け」も一晩寝かし、翌朝普通に洗濯します。
とろとろ石けんのほう、かなり白くなりました!繊維の奥の土や砂汚れにとろとろ成分が届き、包んで外に押し出してくれた感じです。いっぽう右の酸素系漂白剤の熱湯漬け置きのほうは、とろとろ漬けと比較するといまいち。黄ばみに強い酸素系漂白剤も、泥の黒ずみには弱かったみたいです。漬けるだけでここまで落ちる「とろとろ石けん」、「床」のまま常設しようとしましたら、数日で水分が蒸発し、カチカチ床になってしまいました。保存はふたつきのボトルがいいそうです。
4日目のカチカチ状態。
最後は強め汚れに特化した、市販の作業着専用洗剤をテスト。「ガンコ汚れ専用のプロ仕様洗剤」の肩書きが頼もしい、ワーカーズ「作業着専用洗い 液体洗剤」。DCMのホームセンターでゲット。
ターゲットは靴下の甲部分にたれたオイルによる輪染み。目立ちます。
■プロ仕様洗剤を「直塗り」
液剤をシミ部分に直接塗って軽くもみ込み、3時間ほど放置し普通に洗濯。
これはお見事! 円形のオイルシミがキッチリ白くなっているのがわかります! 「機械油汚れに強い」の言葉どおりです。ちなみにワーカーズさんの「作業着専用洗い」シリーズには、「泥汚れ用」もあったみたいです。今回は黒ずみ靴下切れで検証できませんでしたけど、まもなく黒ずむと思うので使ってみようと思います。
DCM 台所用漂白剤
つけ置きでシミ、茶シブ、黒ずみなどをきれいに落とす塩素系漂白剤。除菌率99%、いやなニオイもしっかり取り除きます。600ml
DCM 泡台所用漂白剤
薄めず直接スプレーできる、泡タイプの塩素系漂白剤。漂白は約5分、除菌は約2分と液体タイプより時短です。520ml
DCM 無添加固形石鹸
100%植物性原料(石鹸素地)を使用した無添加石けん。防腐剤、着色料、合成香料を使用していないのでお肌のデリケートな方にもおすすめ。100g×3個入り
取材・文・撮影/和田玲子
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