2018.08.14 探さない!散らからない!「ハサミは使う場所ごとに置く」のススメ

毎日忙しくても、家事から解放されることはありません。それならできるだけラクができて、美しい仕上がりが手に入るコツやワザを知りたい。そこでSNSで人気の主婦ブロガーの皆さんに、ご自分が実践している家事の裏技や時短テクをリレー連載で紹介していただきます。いますぐ実践できるアイデアがたくさん登場しますので、皆さんの暮らしに役立ててください。
初めまして。整理収納アドバイザー ichigoです。
モノを減らしてスッキリとした暮らし「シンプルライフ」を目指す人が増えています。
私もその一人。日用品も服も、暮らしが快適に回る最低限の数しか持ちません。
そんな中、増えているものが1つ。それがハサミです。
シンプルライフとは一見逆行しているかのように見えますが、実はそのハサミが家が散らからないポイントだったりするのです。
ということで、Do create my styleコラム初回は、我が家のハサミの場所、使い道をご紹介したいと思います。
まずは玄関の近くに2つ。
1つ目は雑誌やチラシ、段ボールなどの梱包用のハサミ。
一緒に使うビニールひもと同じ入れ物に入れています。
玄関入ってすぐにある階段下収納に作った段ボール置き場、新聞ストッカーと一緒に置くことで面倒なゴミ出し作業がスムーズになりました。
2つ目は開封用のハサミ。
お出かけ時、帰宅時などに必ず通る場所、一番開け閉めしやすい引き出しの中にもひとつ。
こちらはネットで注文したものが届いたときや買ってきた服のタグを取る時などに使います。
個人情報保護スタンプやカッターと一緒に置けば開封セットの完成です。
箱、タグ、包装紙など、暮らしに必要のないものは家に入った瞬間に一気に片づけます。
最初にご紹介したハサミの場所から3mも離れていない洗面所にもハサミをひとつ置いています。
これは洗剤やボディーソープなど詰め替えパックの封を切る用。
「切り口があるから必要ないんじゃない?」と言いたくなるかと思います。でもその切り口、毎回キレイにカットできてますか?
私が不器用なだけかもしれませんが、モノによってはその切り口を引っ張っただけではキレイにカットできないものもあります。
キレイにカットできないと、こぼれやすくなり移し替えが至難の業になります。なので、最近は切り口があってもハサミを使うようになりました。
でもこのハサミ、他にも出番があります。
鏡がある場所では服のほつれや、タオルの糸が伸びているのに気づくことがあります。後で…と思っていたらすぐに忘れてしまうもの。そんなちょっとしたことにはハサミがその場にあることが大事だったりしますよね。
洗面所にハサミ、意外と出番が多いです。
「包装紙や服のタグは玄関でシャットアウト!」を心がけていても、ついついリビングまで持ち込んでしまうことがあります。
そしてダイニング、リビングは家族みんなの共有の場、当然ハサミを使う場面も多くなります。
だからこそ、一番出し入れしやすい場所にハサミは必須!
サッと手が伸びる場所にあれば、探し回ることもなく、戻しやすい。
2階の入り口に近い、よく通る場所のペンスタンドがダイニング・リビング用ハサミの定位置です。
散らかしたくない場所、家族みんなが使う場所のハサミはアクション数を極限まで抑えた収納にしています。
リビングクローゼットの引き出しの中にももうひとつ。
ラベルライターの引き出しに1つ常備しています。
ラベルテープの無駄な余白やロスを減らすため、ラベルライター使用時にはほぼ毎回出番がやってくるハサミ。
それなら…と専用にしてセットにしました。
これが大正解!
ラベルライターは引き出しごと持ち出していろんな部屋で使うので、「一緒に使う道具はまとめておく」というグルーピング収納がうってつけでした。
他にも、洗濯ものを畳む場所の近くにひとつ、救急箱の中にひとつなど、使う場所、シチュエーションを思い出しながら場所・目的ごとに専用のハサミを作っておくと動線が短くなって家事の手間が減っていきます。
最後に、使い道や置く場所に合ったハサミを選ぶことも大事なポイントです。
例えば、洗剤用には洗い流しやすい素材のもの、テープ用にはべたつきにくいフッ素加工のハサミ、リビングの見える場所に置くなら目立たない色のハサミなど。
そして、家族が多いおうちなら、それぞれのハサミにラベルを貼っておくのもおすすめです。
「リビング」「洗面所」「梱包用」など、ラベルが貼ってあるだけで元の場所に戻さないと…という心理が働いて持ち出しっぱなし、行方不明がなくなります。
それでは、家じゅうのハサミの場所を思い出してみてください。
欲しい場所すべてにありますか?