2025.10.22 忘れずにやりましょう!秋冬野菜の「追肥」と「土寄せ(中耕)」
少し前に植え付けが終わった秋冬野菜。葉菜類も根菜類も、長い冬にわたって収穫できるのがこの時期の野菜作りの醍醐味。そこで忘れてはいけないのは、長く収穫を楽しむための大切な作業「追肥」と「土寄せ(中耕)」です。
秋冬野菜は栽培期間が長いのが特徴です。植える前にしっかり土を作っていても、元肥入りの土を使っていても、露地栽培でもプランター栽培でも、植え付けから3~4週間ぐらい経ったら「肥料切れかも」と思い出してください。
十分な肥料(養分)はおいしい野菜作りに欠かせません。それに秋冬の場合、追肥にはもう一つ大きな意味があります。冬を越す野菜のほとんどは寒さにあたることでおいしくなるのですが、本格的な冬が来る前に丈夫な株に育てる必要があります。植え付けしてから十分に株が育ちきらないうちに低温期に入ると、その後の生長が悪くなったり枯れたりするので、元肥・追肥はしっかり与えて寒さに対抗できるように成長してもらう必要があります。
追肥の目安は植え付けから2~4週間後が一般的とされていますが、もう一つ簡単な目安は、土が以前より乾きやすくなった?と感じるタイミングです。これは、根がちゃんと成長して分根し、養分を吸収する根毛もできあがってきたサインの一つです。
初回の追肥後も、野菜の成長具合を見て月2回ほど追肥してください。育てながら管理するものは、追肥を続ければ収穫量が落ちず、コンスタントな収穫が楽しめます。キャベツや白菜など結球する葉野菜は、結球が始まる前まで行います。一方で真冬の低温時には追肥しても吸収量が減りますので、天候などを見て量と頻度を調整しましょう。
追肥は、即効性のある液体肥料と緩効性のある固形肥料のいずれもOKです。
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