2025.07.17 断熱シートと遮光・遮熱フィルムの違いは?選び方と貼り方を解説!

断熱シートは、室内側の窓にシートを貼ることで熱の出入りを抑制し、「夏は涼しい」「冬は暖かい」状態にするためのものです。「断熱」とは外の気温の影響を受けにくくすることを指します。夏は冷房で冷やした空気を逃さず外からの熱気を抑え、冬は暖房の暖かい空気を逃がさず外からの冷気を抑えます。冷暖房の稼働効率を向上させるので節電・節約にも役立ちます。
遮光フィルム、遮熱フィルムとは、光と熱を遮り、室内の気温を一定に保つためのものです。遮光フィルムは「遮光」に特化した商品で、窓から入る太陽光を抑えるため、室内が暗くなるものが多いです。遮熱フィルムは、「遮熱」に特化し、室内に入り込む熱をカットします。遮熱フィルムにはUVカット機能が備わっているものが多く、家具の日焼け対策にも有効です。
貼る場所と相性のいいシートで選ぶ
それぞれの商品には、貼ることのできるガラスとそうでないガラスがあります。購入する際にご自宅のガラスに対応しているか確認しましょう。
季節に合ったものを選ぶ
外からの日差しを遮って冷房で冷やした空気を逃がさないようにするのが夏用、暖房で温めた空気を外に逃がさないようにするのが冬用、どちらの効果も持ち併せた夏にも冬にも効果を発揮するのが夏冬兼用です。
プラスアルファの効果で選ぶ
「断熱+視界がクリア」、「断熱+目隠し」、「断熱+明るさを保つ」など、断熱効果の他に機能が加えられている商品も多数あります。視界、室内の明るさ、プライバシーなどご自身が重視したいポイントやライフスタイルに合わせて最適な商品を選びましょう。
室内の明るさで選ぶ
遮光率は光をどれだけ遮るかを示す数値で、高ければ高いほど室内が暗くなります。「室内は暗くていいから遮光したい」「強い西日やまぶしさに悩んでいる」そんな方は遮光率の高い商品がおすすめです。例えば、寝室などを暗い状態にする場合は遮光率80%以上、リビングなど明るさは保ちつつ、日差しは和らげたい場合には遮光率50%前後が目安です。遮光性により、一定の遮熱効果も得られますが、遮光性=遮熱性ではないので、室内に入る日差しによる室温の上昇にお困りの方は遮熱性に特化した商品を選びましょう。
UVカット機能で選ぶ
室内に紫外線が入り込むことがフローリングや家具の色褪せ、日焼け、劣化の原因となります。紫外線をカットする機能がついていると、これらを長く美しい状態に保つのに役立ちます。
プラスアルファの効果で選ぶ
「遮光・遮熱+目隠し」、「遮光・遮熱+デザイン性」、「遮光・遮熱+飛散防止」などお求めの機能がついているかどうか確認します。例えば、デザイン性だと、ミラータイプやすりガラス調のデザインなどがあります。見た目や雰囲気の変化という側面だけでなく、デザインによっては光を強く反射し、高い遮光・遮熱効果を発揮するものもあります。