2025.03.28 自転車を買ったらそろえておきたいもの

自転車を実店舗で新規購入する場合、防犯登録をその場で行うことがほとんどですが、そうでない場合や通販などで買った場合はまず防犯登録をしましょう。
防犯登録のほか、法律で定められている用品や安全確保のために必要なものもそろえておく必要があります。前照灯(フロントライト)、リアライト、反射板、ベル、きちんとつけていますか?
ライトや反射材は暗くなってからの走行に必須のアイテムです。ライトはまわりを照らすだけでなく、周りに自分の存在をアピールするものにもなります。ベルを取り付けしないと罰則の対象になることもあり、危険防止の観点からもつけましょう。
特に前照灯(フロントライト)は、法律の規定により一定の明るさが必要です。「前方10m先の障害物を確認できる光度のもの」が基準となりますが、明るさでいうと一般住宅地・市街地では400ルーメンがあると安心です。家にある小さなLEDライトをつければいいと思っても、実際走ってみると暗すぎて、前照灯の役割を十分に果たせず危険です。
後方を照らすテールライトには、 夜間に後方100メートルの距離から点灯を確認できるものであることが必要です。ライトを選ぶときは、それぞれの基準をクリアしたものを選びましょう。
自転車の錠は盗難防止の必須アイテムです。錠を付けていても壊して盗む泥棒はいますが、錠の最も重要な役割は「ちょっと盗むのに難しそう」と思わせることで、盗難にあう確率を下げること。屋外や入りやすい駐車場で保管の自転車に、「二重ロック」がおすすめです。
二重ロックは、文字通り2種類の異なる錠をかけることです。2つついているだけで、切断して盗むのに時間がかかりそうなイメージを与えるため、盗られるリスクを下げることにつながります。
自転車後輪に元々ついているサークル錠や携帯性の良い手軽なワイヤー錠が多くみられますが、細いものはいずれも簡単に切断できてしまいます。切られにくい太めの錠や頑丈なU字錠を使うのが好ましいですが、どうしても重くなるので、細めの錠でも二重ロックにしておけば少し安心です。
空気入れは自宅に一本置いておくマストアイテムと言えます。自転車を買ったら用意しておきましょう。
タイヤはパンクしていなくても、空気が徐々に減っていくものです。空気圧が減った状態で乗ると、ベタッとした重い走りになってハンドルがとられやすくなったり、ちょっとした段差でパンクになりやすくなったりします。
どんなに太いタイヤでも、週に1回は空気の減りを確認し、最低限2週間に1回空気を入れて適正な空気圧を保ちましょう。例えば出勤直前に「空気が減ってる!」と気づいた時でも、家に空気入れがあれば一時的でもすぐに対応できるので、持つことをおすすめします。
今の空気入れは軽い力で楽に入れられるものが多く、空気圧を図るゲージが付いているものもあるので、自分に合うものを選びましょう。
自転車屋さんやホームセンターの自転車コーナーで買った自転車は、基本自転車整備士が整備してからのお渡しになるので買ったときは問題ないですが、数週間乗ってみたら、それぞれの環境や乗り方で自転車の状況にちょっとずつ違いが出てきます。
ペダルの緩みが出ている、カゴが少しぐらついている、シートの高さはやっぱり少し低い方が良い、変速ギアはなんか反応がおかしい...特に乗り始めの時期は自転車の様子に気を付けて、少しでも異常があれば自転車屋さんに持ち込みましょう。こうやって、自転車が自分に一番フィットした状態が何かを徐々にわかり、その状態をどうやって保てるかの理解が進み、結果的に自転車が長持ちして安心できる乗り物になります。
自転車の様子を確認するときは、以下のことを特に気を付けてみてみましょう。
・タイヤの空気圧や異常確認
・ハンドルの確認
・ブレーキの確認
・ねじの緩みや抜けの確認
・ライトやベルの動作確認
他にも普段のメンテナンス用品やクリーナーなど、自転車ライフをサポートするグッズがたくさんあります。愛車をお手入れしながら、長く楽しく自転車に乗りましょう!