2025.03.17 大事に育てた野菜に病害虫が!?症状を特定し、適切に対処を!

大切に育てている野菜にある日突然、病気の兆候や害虫が食い荒らしているのを発見してしまうと、とても悲しいですよね。
見つけ次第早急に手を打たないと、最悪の場合、全滅なんてことも起こりうるので要注意。病害虫を発見した際のやるべきことをご紹介します。
③病気にかかった野菜を処分する
病気にかかった野菜は、病気の種類によっては風や昆虫などが菌を運ぶことで、周囲の他の野菜に病気が伝染してしまう場合があります。その場合、元気を取り戻すことはとても難しいため、病気にかかった野菜を処分する必要があります。
青枯病や根こぶ病など、病原菌におかされてしまった株をそのままにしておくと、周囲の野菜へ伝染し、さらなる被害が広がってしまいます。そのため、土の中になるべく根が残らないように引き抜き、ビニール袋などに入れて畑の外に持ち出し、ゴミとして処分しましょう。また、病気にかかった部分を切り取り、焼却してしまう手もあります。
また、土に埋めて処分することができる病気もあります。土の中に病気にかかったものを埋めることで、土の中で分解菌が活動し、菌ごとキレイに分解されます。ただし、萎凋(いちょう)病や青枯(あおがれ)病など、土の中に病気が広がるリスクを持つものもありますので、注意が必要です。
②殺虫剤を使って退治する
虫が苦手な方にとっては、見たくも近づきたくも、ましてや、触れるなんて絶対無理!という方もいるかもしれません。あるいは、害虫が小さすぎたり、広範囲に広がっていたりすると、自分の手で全て取り除くことは難しい場合もあります。そんな時は、殺虫剤を使って害虫退治を試みましょう。
害虫を特定することができたら、退治したい害虫に効果がある薬剤を選びましょう。殺菌剤と同様に、殺虫剤にもたくさんの種類があります。
商品によっては、広範囲の害虫に効くものや、特定の害虫に効果があるもの、殺虫に加えて「病気予防」も期待できるものなど、効果が様々です。
同じ成分のものでも、使用方法や効き方に、それぞれタイプがあります。薬剤が害虫に接触することで、害虫を駆除する「接触剤タイプ」や根や葉から吸収された薬剤を、害虫が食べることで退治する「浸透移行性剤タイプ」などがあります。購入の際は、必ずパッケージに記載されている「効果のある害虫」をしっかりと確認し、特定した害虫が対象になっている薬剤を選ぶことをお忘れなく♩