2025.02.14 今年のお庭作業を楽にする!冬の間にこそやっておきたい「お庭の支度」

年末の掃除以外、寒い季節の外でのお庭作業はそんなにありません。
ただし冬の間にこそ、やっておくと春以降のお庭の管理維持作業がだいぶ楽になることもあります。
冬晴れの日に、お庭の支度をしてみませんか?
雑草が枯れている冬は、最小限の手間で1年の雑草対策ができる季節。この時期に雑草の予防策をしっかり施すと、春以降の雑草処理がぐっと楽になるからです。
土を覆いたくない人には、「長く効く粒剤タイプの除草剤」がおすすめ。「これから生えてくる雑草を抑える」ことを得意とするタイプで、雑草の根に作用して発生を抑制し、土の中の種にも有効です。効果の持続時間も3か月以上と長いものが多く、雑草の休眠期に撒くのに最適です。
土の地面はなくてもいいと思っている場所であれば、防草シートがおすすめです。雑草が生えてくる前、つまり冬~早春までに敷くのが一番楽で、一度敷けば長期間雑草に悩まされなくて済みます。防草シートは光を遮断して雑草の生育を阻むものなので、光遮断率や耐久年数等をチェックして選びましょう。降雪地域は、春の雪解けとともに雑草が一気に息を吹き返すのを防ぐため、できれば雪が降る前に作業しておきたいものです。
大切にしてきたお庭。庭木も大きくなり、根が土管や家の基礎の下まで入り込んだり、伸びすぎて邪魔になったり、近所迷惑になったりすることも。
庭木が管理しきれなくなってきたと思ったら、手に負えないものを伐採してしまうという手もあります。木が休眠状態になり、生育が活発でない冬は、そんな庭木の伐採に最適な季節です。もちろん、全部切る必要はありません。大事な記念樹やまだまだ楽しみたい木、特に落葉樹は、新芽が出る前までの冬の間に剪定してあげましょう。
また、管理できないから切りたいけど、お庭には木がないと寂しい...という人は、「庭木の鉢植え」という選択肢もあります。鉢植えは木が大きくなりすぎないように管理しやすいだけでなく、移動や模様替えも楽になり、楽しみ方のバリエーションが増えます。シンボルツリーだけでなく、花木や果樹も鉢植えしやすい品種が増えていますので、ぜひ一度お近くのホームセンターや園芸店等に相談してみてください。
冬のお庭は虫の活動も少ないですが、土の中に害虫の幼虫や卵、病気の元となる細菌が眠っています。昼間の気温が上昇してくる3月下旬ごろになると覚醒してきますが、冬の間に病害虫予防しておけば、その後の病害虫を減らすことにつながります。
冬になって使っていない土は、深く(できれば20cm以上)掘りおこし、ひっくり返すことです。地中に潜んでいた幼虫や卵を地上に出し、真冬の寒さにさらすことで死滅させます。土の通気性が良くなることにもつながります。
まだ植えてある植物周辺には、殺菌剤や病害虫予防の薬剤を散布する方法もあります。虫や病気の予防に効く、撒くだけの粒剤やスプレータイプもありますので、お近くのホームセンターなどに相談してみてください。