2024.07.24 【夏休み】自転車でのお出かけに役立つ 安全運転の心得3か条
10代の自転車事故は特に要注意!
夏休み本番!子供も学生も大人も、自転車でお出かけする機会が増える時期です。ちょっと友達とそこまで自転車で一走りするのは最高に楽しいですが、事故が増える時期でもあります。実は、自転車事故の死傷者で割合が一番高いのは10代だということ、ご存じですか?
気軽に乗る自転車は「車両」の一つ。車と同じように、「これは法令違反」となることを知っておくと、最低限の身を守ることにつながります。
例えば、自転車だからってこのようなことをしていませんか?
・信号無視
・車道の右側を走る(逆走)
・歩道や歩行者用道路を走っている時に歩行者を譲っていない
・交差点で右折するときに直進の車の妨げになっている
・自転車進入禁止の道路に入る(標識があるのに見ていない、知らない)
・スマホを片手に操作しながら自転車に乗っている
・友達同士でわいわいしながら自転車2、3台横並びで走る
これらは実は全部道路交通法違反です。特に学生の場合、自転車事故が起きやすい場面として「並走」が多いです。ほかの通行者の邪魔になるだけでなく、話に夢中で前方不注意になったり、ハンドルのふらつきで転倒しやすくなります。
自分だけでなく他人の危険につながりますので、法令を知っておき、違反にならないように気を付けましょう。
法令違反とまではならないけれど、やめておいた方がいい乗り方があります。「ながら運転」です。
スマホ見ながらの運転は法令違反と知っている人も多いですが、ほかのながら運転も危ないです。たとえば、イヤホンをして音楽の世界に浸りながらの運転。自転車でのイヤホン使用を直接禁止するなどの法律はありませんが、音楽に集中しすぎて周りの音が聞こえにくくなると、とっさの判断が遅れてしまい、周りの状況に敏感に対応することができなくなります。片耳イヤホンや骨伝導イヤホンも同様です。そのため、各地方条例でイヤホン使用について規定されていることもあります。
また、傘を差しながらの運転もやめましょう。片手での傘さしが違反になることが多いですが、傘ホルダーを使用することもおすすめできません。不安定になったり、視野が妨げられたり、傘が歩行者に接触するなどして危ない場面があるので、細心の注意が必要です。
基本的に自転車に乗るときは、周りの状況が把握できるように常に気を付け、「ながら運転」しないように心がけましょう。
自転車定期点検9項目
●ブレーキ
・前輪・後輪とも良く効くか。効きすぎ・効かなすぎではないか。
・ブレーキシューが減っていないか
●タイヤ
・空気は十分入っているか。パンクの原因になります。
・タイヤがすり減っていないか、ひび割れていないか
●ハンドル
・曲がり、ゆるみ、がたつきがないか
●サドル
・ちゃんと固定されているか
・またがった時に、ちょうど両足のつま先が地面につく程度の高さに調整されているか
●チェーン
・たるんだり、緩みすぎていないか
・サビついていないか。オイルは塗られているか
●ライト・反射板
・ライトや尾灯が明るく点灯するか
・反射板は正しい位置と角度で設置されているか
●ベル
・ちゃんと鳴るか
●荷台・かご
・ぐらついていないか
・荷物をのせてバランスを崩さないか
●鍵
・ちゃんと施錠できるか
・ダブルロックになっているか
最後にこれ!
●ヘルメット:着用しているか (ヘルメットの着用は努力義務です)