2026.03.24 シニア猫のお世話|食事・トイレ・環境づくりで穏やかな毎日を
今回は、老猫(シニア猫)のお世話のポイントを「食事」「トイレ」「環境づくり」の3つの側面からご紹介します。愛猫が穏やかで快適な毎日を送るためのヒントとしてお役立てください。
シニア期の猫は、若い頃と比べて行動にも変化が見られます。最も顕著なのは、睡眠時間が長くなることです。猫はよく寝る動物ですが、以前よりもさらによく寝るようになった場合は、基礎代謝や体力の低下が原因の可能性があります。
また、活動量が全体的に低下し、高い場所に登らなくなったり、おもちゃで遊ぶ時間が減ったりすることもあります。これは、筋力や関節の衰え、痛みなどが原因で、若い頃のように自由に動けなくなるためです。無理に遊ばせるのではなく、愛猫のペースに合わせた穏やかな遊びを取り入れてあげましょう。
これらの行動の変化は、何か愛猫からのサインが隠されているかもしれないと考え、必要であれば獣医師に相談するようにしましょう。
シニア猫用フードへの切り替え
シニア猫用フードは、消化しやすいように工夫されていたり、高齢の猫用に栄養バランスが調整されています。
フードを切り替える際は、急にすべて新しいものに変えるのではなく、食後の様子を見ながら約1~2週間かけて少しずつ移行していきましょう。
食欲がない・食べにくそうな時の工夫
ドライフードが食べにくそうな場合は、少しぬるま湯でふやかして柔らかくしたり、小粒で咀嚼しやすいフードに切り替えたりすると良いでしょう。一度にたくさんの量を食べられない猫には、1日の食事量を3~4回に分けて与えるなど、食事の回数を増やすことも効果的です。
水分補給
猫は元々あまり水を飲まない動物ですが、水分補給は非常に重要です。意識的に水分摂取を促す工夫を取り入れましょう。猫がよく通る場所や、普段過ごす寝床の近くなど、日常の動線上に新鮮な水を用意してあげてください。また、ウェットフードを食事に取り入れることで、食事から自然に水分を補給させることができます。
これまで何気なく過ごしていたお家の中にも、段差につまずいたり、高い場所へ登れなくなったりと、シニア猫にとって危険な場所や不便な場所が増えてくるでしょう。
そうした変化に対応し、飼い主さんが工夫をしてあげることで安全で快適な毎日を送ることができます。
高齢期の猫はジャンプ力が衰えたり、関節の痛みから高い場所に飛び乗ることが難しくなります。これまで自力で行っていた場所へスムーズに移動できるように、段差を解消してあげる工夫が必要です。
ペット用のスロープやステップも様々なタイプが販売されていますので、ぜひ検討してみてください。
また、フローリングなどの滑りやすい床は、足腰が弱って踏ん張りがきかなくなった猫にとって転倒の原因となります。コルクマットやタイルカーペット、滑り止め加工が施されたラグなどを部分的に敷くのもおすすめです。
