2024.08.07 犬とのお出かけの注意点とお役立ちグッズ

長期休暇に帰省やレジャー・旅行したい、愛犬もつれていきたいと検討している方も多いのではないでしょうか。犬とお出かけする際の基本的な注意点や持ち物などをまとめてみました。事前にしっかり準備して、愛犬にとって負担が少ない計画で、素敵な思い出を作りましょう。
犬とのお出かけには、車を利用するのは一番負担が小さいと言えます。周囲への気遣いが不要で、自分たちのペースで移動でき、愛犬の様子を確認しながら臨機応変に調整できます。ただし車酔いする犬もいますので、車での移動経験のない犬は事前に短距離移動に乗せてみて、車酔いする場合は事前に酔い止め薬を準備しておくことがおすすめです。
小型犬~中型犬の場合、新幹線・電車・バスなどの公共交通機関の利用も検討範囲です。車より時間が読みやすいのですが、犬は所定サイズのキャリーに収まる大きさで、しかも長時間キャリーに入っていてもおとなしくしていられる子である必要があります。
飛行機移動の場合、ペットは貨物室に置かれることがほとんどですが、客室ほど温度が安定しておらず音も大きいため、犬にとって大きなストレスがかかる恐れがあります。特に夏の場合は気温も気圧も不安定になるため、一部の犬種にとって命取りになる場合もあるので受け付けてもらえないケースがあります。ただし移動時間が車や新幹線より短くなるので特に遠方に移動する際の選択肢として有効です。
愛犬との行先に応じて計画を立てることが重要です。
旅行の場合、ペット同伴可能な宿やペット同伴OKな施設を利用することが多いと思われます。犬のための設備があり、犬と過ごしやすい環境が整えられていることが安心ですが、ほかの宿泊客への配慮と気遣いを忘れないことが大切です。泊まれる犬種や利用条件など、事前に宿が定めているルールを必ず確認しておきましょう。
帰省の場合、人間にとっては慣れた実家かもしれませんが、犬にとっては新しい環境です。ペット同伴可能な宿ほどペットへの配慮や環境が整っていない場合もあります。また、飼い主にとっては当たり前なことでも、犬を飼っていない人にとってわからないことがたくさんあります。必ず事前に犬を連れて帰ることを伝え、食べ物や接触時の注意点もしっかり伝えておきましょう。犬が使う消耗品も、飼い主がちゃんと準備しておきましょう。
キャリーやクレートに慣らしておく
移動時や旅先では、愛犬をキャリーやクレートに入れる必要があります。いきなり入れようとすると、慣れないせいで怖がったり暴れたりして、犬にとってストレスになり、お出かけが嫌になってしまうこともあります。まずは短い距離や時間で練習し、お出かけ本番に向けて徐々に慣らしておきましょう。
トイレトレーニングや基本的なしつけ
トイレはペットシーツ、ほかの人に向けて必要以上に吠えないなど、慣れないお出かけ先でも、基本的なしつけができていれば、飼い主にとっても犬にとってもストレスが減り、楽しい旅になります。それでも環境の変化により失敗する場合があるのですが、粗相グッズなどを事前に準備しておき、犬にとって安心できるようにケアしてあげましょう。
ワクチン接種・シャンプーやトリミング
お出かけ先が大自然の場合、ノミ、ダニへの対策が必要です。事前にワクチン接種を済ませておきましょう。また、帰省でも旅行でも、飼い主にとってほとんど感じないペットのニオイが、犬の飼っていない人にとって不快に感じたりします。出かける前にシャンプーやトリミングを済ませ、清潔にしておくことがおすすめです。
車内・室内環境に注意
犬にとって車の揺れは人間以上に大きな負担になります。車でお出かけの場合、なるべく揺れが少ないよう、急ハンドル・急ブレーキは避けましょう。また、人間より体温調節が難しいので、エアコン温度を涼しめに設定し、快適な室温を保ってあげることが重要です。特に夏場では熱中症の心配もありますので、こまめに水分補給を行い、絶対に犬だけを車内に残さないようにしましょう。長時間外出の場合、こまめに休憩をとり、外に出して体を動かす時間を作りましょう。
安全な状態を保つ工夫
公共交通機関ではキャリーやクレートに入れることが必須ですが、車でもしっかりキャリーやクレートに入れ、固定するのが一番安全です。抱っこだけでは急なブレーキや暴れに対応できず、また、急に運転席に入ってしまうことや飛び出すこともあり危険です。車から出る際に、犬が驚いで逃げ出さないように首輪やリードを事前につけておきましょう。
・普段のお散歩グッズ一式(リード、うんち袋などのトイレ用品、お水、水入れ、おもちゃ、タオル、ティッシュ/ウェットティッシュ、鑑札や迷子札):犬との外出時の必需品です。
・食べ慣れたフードや食器:環境が変わると食欲が落ちる犬もいます。食べ慣れたフードや使い慣れた食器があると安心して食べることもあるので用意しましょう。
・使い慣れたペットシーツ:環境が変わるとトイレを我慢したり、逆に粗相したりする犬がいます。少しでも慣れた環境でトイレしてもらえるように準備しましょう。
・お水(多め):飲料用と、トイレ時の洗い流し用に。
・キャリー・クレート:移動時やお出かけ先で必要になります。
・ワクチン接種証明書・ペット保険証・常備薬:宿泊先で提示する必要があったり、ペットの体調管理に必要になったりします。