2023.08.28 フライパンのコーティングの違いを解説します!

フッ素コート
こちらはスタンダードなタイプのフッ素コートフライパンです。
フッ素樹脂をコーティングするためにプライマーの使用が必要となり2層構造になっています。
コーティングは永久的なものではなく、使用しているうちにだんだん剥がれていきます。
少しでも長く使うためには、火力を上げすぎない(弱火~中火で使用する)ことや金属よりも木製やシリコンのヘラを使用して傷をなるべく付けないように使うことがポイントです。
また、フッ素加工フライパンを急に冷やすことも傷みの原因となります。例えば調理後すぐのフライパン、早い方が汚れが落ちやすいから!と水につけたりあてたりするのはやめましょう。温度が冷めてからキッチンペーパー等で汚れを拭きとってから洗うのがおススメです。
ハードコート
フッ素樹脂加工の1つ「ハードコート」
下地にセラミック配合のプライマーなどを使用した3層構造で摩耗に強いです。
一般フッ素コートのフライパンよりもコーティングが長持ちします。
ダイヤモンドコート
フッ素樹脂加工の1つ「ダイヤモンドコート」
フライパン内面のコーティングは3層になっており、フッ素樹脂にダイヤモンドの粉末(粒子)を混ぜてコーティングしているため硬さや耐久性が高いです。
マーブルコート
フッ素樹脂加工の1つ「マーブルコート」
フライパン内面のコーティングは4層になっており、耐久性が高いです。
また見た目も高級感があって人気のフライパンです。
まず一つ目は「有毒ガスの発生」
こちらを心配されている方が多いとのことです。しかし一般的なフッ素樹脂の連続使用可能温度は260度、有毒なガスが発生するのは約350度と言われており、ご家庭で使用する分には問題ないでしょう。気を付けるべき点は空焚きをしないことです。空焚きをすると表面温度が高くなってしまいます。
そして2つ目はPFOA使用の懸念です。
PFOA(ペルフルオロオクタン酸)はフッ素樹脂加工などに使用されていた有機フッ素化合物です。しかし、PFOAは2013年頃から主要メーカーが使用を規制し始め、2021年には「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づき、 既に製造・輸入等が原則禁止されています。現在のフッ素樹脂加工の原材料にはPFOAは使用されていないので安心してお使いいただけます。