2018.10.25 【Howto】簡単！土鍋ご飯の炊き方（動画あり）

今年の新米もほぼ市場に出そろい、美味しいご飯が楽しみなこの時期。いつもの炊飯器もいいんですが、土鍋で炊くご飯の香ばしさはなんか格別！料理に自信がない方でも簡単？失敗しない土鍋ご飯の炊き方、まとめてみました！

食欲の秋に興じて新調した「土鍋」。はじめて使う前に、大事な「目止め」をしたほうが良いということはご存知でしょうか。

新しい土鍋を買ったら、米のとぎ汁を8分目まで入れ、15～20分炊いた後、火を止めて冷めるまで待ってから使用することがポイントです。でんぷん質で土鍋の表面がコーティングされ、穴埋めされることを「目止め」といいます。「目止め」をすることにより、水漏れ、ひび割れ、匂い移りを防げるといわれています。

最近の土鍋は割れることが少なくなっていますが、土鍋自体はそう買い替えることはないので、せっかく手に入れたお気に入りの土鍋を大事に使うために、初めての炊飯ついでにぜひ「目止め」を行ってみましょう♪

炊飯器でご飯を炊く時、炊飯釜にある目盛りに合わせて水を入れれば、お任せでおいしいご飯ができてしまいますが、土鍋ご飯はそううまくいくのでしょうか。と心配する方も多いのでは？

実は、米：水の目安を覚えれば非常に簡単！土鍋ご飯の場合、米1合：水200mlが基本です。なので、米2合：水400ml、米3合：水600ml．．．3合以上のお米を炊く人は少ないでしょうが、米の量に合わせて水を増減すれば問題ありません。ガス火、IH問わず共通の目安です。

そこで、大事なポイントが1つあります。お米を研いだ後、30分以上水に浸して、十分に水を吸わせてから炊くことです。これでふっくらとした白いご飯に仕上がりますので、おすすめです！

30分以上水に浸してから炊くのが理想ですが、時間のない方はこのステップを飛ばしても大丈夫です。水につけていないお米の水加減も目安は同じです。また、古米を使う場合、水を少し増やしたりすると柔らかく美味しく炊きあがります。

炊き込みご飯にする場合、水の量ではなくお米の量を気持ち少なめにすることで、ふきこぼれにくくなります。

一般的な土鍋ご飯の炊き方は、基本的に「中火⇒弱火⇒蒸らし」の３ステップと覚えておくと簡単です。

まずは、土鍋に水と米を入れ、蓋をして中火に約10分かけます。

次に、蒸気が出てきたら、弱火にしてさらに約15分炊きます。

最後に、火を止めて、蓋を開けずにそのまま5～10分蒸らします。

これで完成！美味しそうな焦げがついたふっくら土鍋ご飯の出来上がりです♪

ご飯を柔らかめに仕上げたい場合、蒸らす時間を少なめに、逆に固めにしたい場合は長めに蒸らします。お好みによって調整してみてください。

土鍋の中身が気になって、ついつい蓋をとって確認してしまいがちですが、実は蓋を開けることで鍋の中の温度が下がり、お米に芯が残ってしまうことがあります。せっかくの土鍋ご飯のおいしさが台無しになってしまうことも。土鍋ご飯を炊いている時は、蓋を開けないようにしましょう。

それでも吹きこぼれが心配な時は、ふちの高いふきこぼれにくい鍋を使うか、蓋と鍋の間に濡れふきんをかまして炊くことがおすすめです。

さて、いよいよ土鍋を買っておいしいご飯を作ろう！と意気込んでいるあなたへ。賢い土鍋の選び方をまとめました。

市場に出ている土鍋は、6号、8号、9号、10号などとサイズ表記されているのが一般的です。号数は土鍋の直径を基準にしたもので、メーカーによって実際のサイズが異なることもありますが、おおよそ下記の目安で考えてよろしいでしょう。

6号：口径20cm前後、1～2人用
8号：口径25cm前後、3～4人用
9号：口径28cm前後、4～5人用
10号：口径30cm前後、5～6人用

お一人用の場合、通常6号で十分です。

一般的な土鍋は基本ガス火専用とされています。また、比較的値段が高いものが多いですが、IHヒーター対応の土鍋もあります。

でも、キッチンに組み込む200VのIHクッキングヒーターの多くは、トッププレートに傷をつけることや、故障の原因になる恐れがあることで、IH対応土鍋であっても使わないほうがいいとされています。

IH対応土鍋でも、卓上用タイプのIHヒーター（100V型）やカセットガスコンロで使用することがおすすめです。