2022.05.20 室内壁にネジを打つための壁裏探知機の使い方

室内の壁にはネジが利く場所と利かない場所があります。インテリアや設備はどこでも好きな場所に取り付けられるわけではありません。その理由と適切な取り付け場所の探し方を、わかりやすく解説します。
最近の住宅は柱が壁の裏に隠れていて、どこに入っているのかが見ただけではわかりません。壁の裏はほとんどが空洞です。カーテンレールや手すり、耐震用の補強金具など、ある程度の重さがかかるものは、壁裏の空洞のところに取り付けたのでは強度が足りず危険です。安全にネジを使って壁にインテリアなどをつけるためには、柱などの下地材がある場所を選ぶ必要があります。
イメージしやすいようにまず室内壁の構造を簡単に解説してから、その探し方と専用ツールの使い方を解説しましょう。
壁に設備を取り付けるとき、見えない柱や間柱に対してネジを打つのは不安です。確実に作業ができるように、事前に室内壁の構造を知っておきましょう。
住宅で最も多いのが、石こうボードや合板の壁材に、壁紙を貼って仕上げたものです。この場合、壁の内部は空洞になっていて、縦方向に柱や間柱、横方向に胴縁という下地材が入っている構造が一般的です。
壁に収納棚や手すりなど、重さのかかるものを取り付ける場合は、これらの下地材を探してネジで固定する必要があります。あらかじめ下地材がどのような方向、間隔で入っているかがわかっていると、取り付ける位置を決めるとき、下地材を探すときに見当をつけることができてとても役立ちます。
一般的な壁裏の構造
一般的に、壁裏の柱と間柱はおよそ450mm間隔で立っていて、水平方向には300~450mm間隔で胴縁が入っています。ツーバイフォー工法の場合は、横方向の胴縁はありません。また、マンションなどのコンクリート住宅では軽量鉄骨の柱が使われていることが多く、壁材がコンクリートに直接張られていることもあります。
補強板のつけ方
センサータイプの使い方
針タイプの使い方
使用商品
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