2022.04.08 ネジ締め、穴あけに大活躍!電動ドリルドライバー

電動ドリルドライバーは、先端のビットを交換することで、ネジを締めるドライバーと、穴をあけるドリルの二役をこなす電動工具です。
市販の家具を組み立てたり、壁に棚を取り付けたり、ドアの丁番を取り替えたりと、ドライバーを使う作業は意外と多いものです。木工ともなれば、ネジを使う組み付けのほか、単純な穴あけや、ネジ締め前の下穴あけなどでの使用頻度も高く、欠かせない工具といえます。これから木工に挑戦するのであれば、まず最初に手に入れることをおすすめします。
最近は、作業時のストレスが少ないコードレスタイプが一般的です。作業能力によって大きさや重さが変わるので、実際に持ってみて選ぶとよいでしょう。
電動ドリルドライバーの各部紹介
①変速スイッチ
回転速度を高速と低速の2段階で切り替えます。
②正転・逆転スイッチ
回転方向を切り替えたり、回転をロックしたりすることができます。
③クラッチ
材質にあわせて締め付け力の上限を変えることができ、ネジの締めすぎを防ぎます。穴あけ作業時は、ドリルマークにあわせます。
④キーレスチャック
ビットの取りつけ、取り外しをする際、ここを手で回してチャックを開閉します。
⑤ビット
ネジ締め、穴あけなどの作業に対応した先端工具。
⑥チャック
ツメ状のパーツがビットをつかんで固定します。
⑦スイッチ
回転のオン/ オフを切り替えます。引き加減で回転速度を調整できるものが一般的です。
⑧バッテリー
コードレスタイプは、充電式バッテリーを電源としています。
まず、キーレスチャックを左に回してチャックを開け、使用するビットを奥まで差し込みます。次にキーレスチャックを右に回して止まるところまで締め、ビットが抜けないことを確認して強く締めます。
最初に変速スイッチで、回転の速度を選びます。HiとLoがあります慣れないうちは低速側のLoに設定するとよいでしょう。
作業内容による低速と高速の使いわけなど、回転速度の微調整は、指先の力加減で行います。
また、ネジの締め付け力は、クラッチの数字が大きいほど強くなります。小さい数字から試しましょう。
ポイントは押す力。正しいネジの締め方
ネジを締める際は、まず、ネジの頭に近い部分を指で軽くつまんで材料にまっすぐ立て、ネジが自立するところまで低速で回します。
そして、まっすぐに、力いっぱい押しながら、ネジを最後まで締め込みます。押す力が弱いと、ビットがずれてネジ頭を傷めます。
貫通穴をあける際は必ず捨て板を置きましょう
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